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人間の天敵(1/4) ~天敵概論~ [哲学]

 以前のブログ記事「アニキの進化論」の中で書いた「人間の天敵」の反響が大きかった。アニキ進化論のなかでは、現代の人間の天敵は簡単に微生物だと言った。しかし実は、人間の天敵は微生物だけではないのである。あのブログ記事の主題は進化論であったため、微生物を例に上げてサラッと流しただけだ。人間の天敵論は奥が深い。よって今回、あらためて「人間の天敵」そのものを主題として、記事を書くことにした。では、はじめよう。
 そもそも地球上の生物の中で唯一、天敵が存在しないのが人類だ。この「存在しない」という意味は少しニュアンスが異なる。直接的に人間を攻撃する「種」という意味だ。つまりは、人間を攻撃する「動物」だな。これは地球上には存在しない。少なくとも現代までは、という話だ。宇宙には存在するのかもしれないが、現れていない以上、少なくとも今は存在しないといことだ。だから、万物の霊長などとのたまっている。しかし、そんな悠長なことを言ってていいのだろうか?人類にとっての天敵は、本当に存在しないのだろうか。
 アニキ哲学「二面性論」において、天敵がいない生き物なんて存在しない。どこかに必ず存在するのだ。実は、人間は万物の霊長であるから、天敵も直接的にはいない。昔、宇宙戦争という映画があったのを知ってるだろうか。宇宙人が地球侵略してくる話だ。強大な力を持つ宇宙人に対し、なす術のない地球人は、とうとうあきらめていた。しかし、宇宙人はいきなり死んでしまった。地球のバクテリアにやられたのだ。人間はバクテリアなんか、なんでもない。そこら中にウジャウジャいるのだから、気にもしていない。手にもたくさん着いているし、洗っても落ちないバクテリアも多い。食べ物といっしょに飲み込んでも、人間は平気だ。しかし、この映画の宇宙人は、そんな微生物に簡単に殺されてしまったのだ。
 で、アニキは何がいいたいのか。まず、アニキ哲学「二面性論」の観点からから、「人間には天敵はいる」のだ。ただ、それは生物とは限らない。天敵について考えてほしい。「天敵とは、その種の増殖抑制が目的で存在する」という定義がある。ここから考えると、人間を死に至らしめる存在だ。人が大量に死ぬ原因であるといえる。この観点から考えると動物だけではなく、様々な生物が対象となる。さらに、生物という枠を超えて考えることも可能だ。天災や戦争だ。「大勢の命を奪う」という点からすれば、これらも天敵となりうる。

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