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人生とは「仕事」だ!(4/6) ~人生なぜなぜ~ [哲学]

 愚痴をこぼすと不幸を招くということがわかったか。だから、まず愚痴をこぼさないようにする。前述の通り、愚痴をこぼすようなことを生まれる前に自分で設定してきたくせに、愚痴をこぼすなんて。何やってんだ?と人間の創造主はあきれて見ている。また、人の愚痴を聞いてもよいが、注意点がある。その他人の愚痴に触発されないようにすることだ。他人の愚痴で興奮してはいけない。どこか冷めた目で冷静に感情を保てばよい。軽く相づちを打ち、「そうだね、その通りだね」とあしらっておけばよい。まあ、愚痴は人間の原始機能のひとつだから、愚痴を味方にするのが正しい対処法だが、それは話が長くなるから、別の機会だ。
 なんか冷たいようだが、種明かしをするとこういうことだ。今の仕事の愚痴は、前世では逆のことをやっていた証拠だ。前述の例でみると、「人使いが荒い」という愚痴は、前世では自分が人を手荒に使っていたということだ。その逆を今世で学んでいるのだ。これもアニキ哲学「二面性論」のひとつだが、これは前世と今世での二面性となる。だから、やる側とやられる側のどちらかしか経験していないってことはない。必ず両側の立場を経験することになる。これを前世と今世のセットで学ぶ。人間は何回も生まれ変わるのだから、いつでもバランスは取れる。もしかしたら、来世でバランスを取るのかもしれない。それは、死んでみればわかる。
 実はこれ、「人生の謎」のひとつなのだが、仕事だけではなく、生活すべてにおいて両側の立場を経験することになっている。今世で「嫌な奴」は、前世では「おまえが嫌な奴」だったんだ。これが繰り返されるしくみになっている。ウソだと思うなら信じなくてもいいが、この考えが今は主流だ。
 なら、あきらめて今の目の前の仕事をするしかない。愚痴るぐらい厳しい修行だってことだ。ここでよく考えてほしいのは、「なぜ、今の仕事をすることになったのだろうか?」だ。元々、この仕事をしようと思っていたのだろうか?多分、大方の人達は「違う」というだろう。なんかの因果で今の仕事をしているのが普通だ。仕事を選ぶ時、思い通りの仕事に就けた人ってあまり聞いたことがない。子どもの頃から憧れた仕事に就いたラッキーな人でも、いきなり方向転換して辞めるはめになったりする。この因果の話は、いずれアニキブログ「因果の棚卸し」で説明するが、簡単に話そう。またこれも後々話す「人生なぜなぜ分析」という手法を使う。今の仕事に就いたいきさつを、「なぜなぜ」と追い込んで行くんだ。
 例えば、まずスタートは、「なぜ今の仕事に就いたのか?」からだ。そうして過去のその当時を思い出す。すると、「ある人の影響で」ということになる。では、「なぜその人と出会ったのか?」ということになる。すると、「大学のあのサークルに入ったからだ」となる。でまた、「じゃ、なぜあのサークルに入ったのだろうか?」と考える。「たまたま仲の良い友人がそのサークルに興味を持っていて、一緒に誘われたからだ」といくことがわかる。こんな具合に子どもの頃までさかのぼると、みえてくるものがある。それは、「なんだ、最初からそういう風にできていたんだ」と。これが、「人生なぜなぜ」だ。品質クレームの分析に使う手法だが、アニキは人生に使う。やってみると面白い。自分の奥さんを嘆く人には最適で、「自分が決めていたのか」という結論に達する。逃げられないとわかったら、受け入れるしかないのだ。
 「人生なぜなぜ」のすごいところは、過去の分岐点における自分の決断が、今に至るのだということが思い知らされることだ。それが目から鱗なのである。

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