SSブログ

人生とは「仕事」だ!(2/6) ~仕事と向き合え~ [哲学]

 「自分の天職とは何だろうか?」と考えることはないか?自分に合った天職というものが、この世に必ずあるはずだと心で思っている。そしてまだ、自分は天職に巡り会えてないのだと。天職は自分のやりたいことで、そこでは自分が一番輝いて生き生きと仕事ができるはずなのだと。そしてことある毎に、天職とはいつ巡り会えるのだろうかと心待ちにしている人も多いはず。しかし言っておくが、それはない。なぜなら、天職にはもう出会っている。そうだ、今の仕事が天職だからだ。夢を壊して申し訳ないが、それが事実であることを早めに理解しなければならない。じゃないと、「白馬の王子様を待ってる少女」と何ら変わりはない。
 「こんな人使いの荒い会社なんて」とか、「こんな給料の安い会社なんて」とか、仕事についていろいろ愚痴があるだろう。当たり前だ、自分が気に入らない仕事こそ、自分を成長させてくれる。天職とは、「自分を成長させてくる仕事」なのだ。天職とは天国とは違う。同じ「天」という文字を使っているから勘違いしやすいが、「天職の『天』」と「天国の『天』」とは別物だ。天職には、最初は心地よさのかけらもない。居心地の悪さ満点なのだ。居心地が良ければ、それは残念ながら天職ではない。だから人使いが荒いのは、そこで修行したいと自分で決めて生まれてきたからだ。給料安い会社で修行したいと自分で望んだからなのだ。そんなはずはないと思うだろうが、修行なんだから自分が苦手なことに決まってるじゃないか。学校の勉強と同じだろう。テストでいい点とろうと思ったら、できない所や苦手な科目をやるしかないだろう。それは嫌な事なんだよな。でも、それをやることで点数がよくなる。人生も同じだ。嫌な事することを決めて生まれてきている。それを忘れているのは、成長の過程で環境や他人の影響を受けてきたために、本来の目的を見失っているにすぎない。死んだらそのことを思い出すだけだ。
 だからまず考えなければならないことは、「今の仕事を好きになれ」ってことだ。それこそが今やるべきことであり、将来の夢を見続けて資格試験の勉強をしてみたりするのは努力の方向が違う。資格勉強なんてものは、人生で必要に迫られると強制的にやらされることになるから、自分から率先してやる必要はない。今やるべきことは、目の前の仕事を好きになること。まずそれだけでいい。そうするといろいろ見えてくるものがある。
 「人生は仕事」だと言った。だから、「仕事が人生」とも言えるのである。ということは、仕事の成功が人生の成功だ。で、サラリーマンの成功は出世だ。しかし、ここで誤解があるといけないから、少し説明しておこう。詳しくは後日ブログ「出世の極意」で説明するが、出世は目指すものではない。「出世」とは、あとから着いてくる結果であって、決して目標にしてはいけない。出世を目標にしている者のやってることは、上司のご機嫌とりだ。なぜ、上司の機嫌を取る必要があるのか?簡単だ、上司が評定者だからだ。愚か者は評定者に対し直接働きかけるから、出世しないのだ。機嫌を取ることもあるが、これはあくまで社交辞令の範囲だ。上司を出世のターゲットとしてはいけない。愚か者はそれが近道であると思うからそうするのだが、周りから見たらひどいものだろう。常に上司の機嫌ばかり取ってるそんな奴は尊敬に値しないだろう。仮にそれで出世させるような上司がいたら、そいつも愚か者だ。そんな連中の下で働かなければならない人は、かなり厳しい修行をすることを決めてきた強者だ。
 会社の中を見渡した時、上も下もどうしようもない人間ばかりなら、喜ばなくてはならない。くだらない人間の中に身を置き、自分を高めてゆくという修行を自ら選んで生まれてきたということだからだ。だから、自分の魂のレベルはかなり高いと確信すればよい。魂のレベルが高いほど、仕事環境は困難きわまりないのだ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。