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人間の原始機能「欲望」(1/6) ~欲は悪か?~ [哲学]

 アニキの行動哲学のひとつに、人に分け与えるというものがある。何でもかんでも与えていいってもんじゃない。そこにはアニキなりの基準がある。それは、「人に分け与えて自分の物が減るなら有償にするが、減るもんじゃなければ、ただであげてもいい。特に、「願望実現のしくみ」や「脳の謎」などは、いくら話しても減るもんじゃないから、遠慮なく教えてもよい。アニキはサラリーマンの給料で生計を立てているから、これをお金儲けにしようとは思わない。アニキ哲学に同意できると思った人だけ実行すればいいから、できるだけ人に教えてゆきたい。
 では、原始機能の各論に入ろう。世の中、欲しい物ややりたいことはいっぱいあるよな。テレビを見れば、欲しい物の広告が流れ、街に出ればきれいな服や電機製品などであふれている。世の中、欲しい物だらけだ。それを我慢しようとすれば、一切の情報を絶って、山にこもるしかない。それほど、いろんな情報にあふれている。実は、人間にだけそういった欲望が与えられている。他の動物の欲望は本能だけだから、決まった願望しかない。生きることと種の繁栄だけだ。でも人間だけには様々な欲があり、それぞれ欲しい物は違う。なぜ人間だけが多くの欲を持つのか?欲というものは、生まれる時にすでに備わっていた。欲というものの種を備えて生まれてきたから。元々、そう仕組まれてるのだ。太古の昔より、欲は備わっている。創造主はそういう風に人間を作ったからだ。欲は原始機能であり、原始機能は進化を目的として備えられている。そうだ、創造主は人間に進化してもらいたいから、予め欲という機能を備えさせたのだ。じゃなければ、創造主は人間の脳の大きさはお猿程度で作ったはずだし、いまだに裸で生活してるはずだ。人間にとっての欲は、最初から意味があって与えられた機能であると考えなければならず、否定すべき次元のものではない。
 では、「欲」は悪なのか!という議論がある。「欲」を悪だと考えて、「無欲」こそが人間の生きる道であり、人のあり方だと唱える一部の人がいる。この考え方は、「欲」の反対概念を「理性」と置いているのだが、欲を我慢することが良いことだととらえている。理性で欲を押さえつけることが人生であると。しかし、アニキは、「人間が欲を殺して生きる」のは、人生の本筋とは思えない。しかも、「欲望を抑えたい」と願うこと自体も欲であることに気付いてない。だから、欲を悪としている人こそ矛盾している。俗世の欲望を捨てて修行するのもいい。欲を捨てるのはつらいからな。
 欲に抗うことで、強靱な精神力を鍛えているのだろうが、果たしてそれは必要なことか?アニキは疑問だ。

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