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ひるむな!(1/5) ~希薄な人間関係慣れる~ [哲学]

 世の中、欺しや脅しが多い。本当にやりにくいよな。毎日、なんで疲れるんだろうと思う人は多いはず。いろいろ個人的な理由があるだろうが、はっきり言うと周りへ気遣いが原因だ。他人とのいざこざを引き起こしたくないから、周りに気を配る。マナーを守り、周りに迷惑かけないように頑張る。もし、相手に気まずい思いを少しでもしてしまったら、愛想笑いで遺恨を残さないようにする。実は、現代人は毎日びくびく暮らしているのだ。「びくびくなんてしてないぞ」というかもしれないが、「周りを気にする=びくびくしている」のだ。びくびくするなと言ってもしかたないから、今の環境に慣れるしかないのだが、今日は慣れたあとの話だ。「おびえるな」という話じゃない。
 人間、めんどうくさい事をやろうとすると、道は二つだ。慣れるかやめるかだ。嫌なことはできるだけ避けたい。面倒くさい事も同じだ。仕事も面倒くさいことは多い。アニキも偉そうに、仕事は「道(どう)」だなんて言ってるが、細かい作業は苦手だ。仕事道は受け身ではダメだから、能動的に働きかけるのだが、細かいルールに従った作法(アニキは会社のルールを作法という)にはうんざりする。が、給料をもらってる手前、やらなきゃならない。どうしてもやらなきゃならないのなら、慣れるしかない。
 アニキは何が言いたいのかというと、毎日の人間社会での日常はやめることができないのだから、慣れるしかない。慣れると、そのことはストレスにならなくなる。この境地まで頑張らなくてはならない。人間関係が人生の修行とはよく言ったものだ。だが、ここでの人間関係とは、ほとんどすれ違う人のレベルで、他人の中の他人である。毎日、一瞬自分の横を通り過ぎる人との関係だ。「知らない人で終わってしまうレベルの人」との関係だ。そんな人の機嫌を毎日取らなきゃいけないと思うから、ストレスになるのだ。ストレスを極力軽減させるには、希薄な人間関係も楽しみに変える技が必要だ。それが「あいさつ」だ。面と向かっての正式な挨拶じゃない。すれ違う他人に対して挨拶だから、簡単でいい。言わば会釈だ。これだけもストレスは減る。知らない人に会釈することなんてできないと思うかもしれないが、別に全員にやれと言ってるわけではない。「すれ違う」以上の何かが起こった場合の話だ。まさに、「そで触れあうも多少の縁」的な状況だ。ここで、会釈するだけでいい。それが習慣になると、気分がよくなる。というのも、会釈すると相手も恐縮するから、会釈のお返しがもらえる。そんなに頻繁に返っては来ないが、来たらうれしいものだ。自分からの会釈には何の価値もないが、返って来る会釈にはプラスのエネルギーが含まれている。これをこまめに集めるといいことが起こるというのが、世の中のしくみだ。自然とストレスも溜まらなくなるから、まめに集めることをオススメする。おっと、余談が長すぎだ。ごめん、今日は希薄な人間関係を良好にする秘訣の話じゃないから、それはまたの機会にしよう。
 冒頭でも話したが、今回は慣れたあとの話で、「ひるむな」という話だ。

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