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ひるむな!(4/5) ~絶対正義を持て!~ [哲学]

 実は、上司は「絶対正義」を信念として持つべきで、判断や行動の基本はすべて絶対正義で判断する。絶対正義とは、「人として正しいか」だ。これは世界標準だ。通常、正義は立場によって変わる。何が正しいのかは、自分がいる立場によって変わるのだ。そう、正義はどっちが正しいかで見るのではない。それぞれに正論があり、それを守るのが正義である。外部がとやかく言う筋合いのものではない。但し、この「絶対正義」だけは、正しいかどうかを、第三者が判断することができる。なぜならそれは、「人として正しいか」という基準であるからだ。人間として基準なのだから、国・言葉・民族・宗教が違ってもその考え方は同じだ。
 この「人として正しいか」という哲学は、京セラの稲森さんの哲学でもある。稲森さんは何かする時、この判断基準を用いるらしいのだ。この基準を持って日本航空まで立て直したんだから、それはやっぱりすごい。シンプルな考え方だから、この判断基準は真理であるといえる。物事の真理はシンプルでなければならないというのがある。まさに、このことではないのか。
 詳しくはアニキ「正義論」の中で説明するが、ここで言いたいのは、会社でもこの絶対正義の基準を使わねばならない。上司も絶対正義の信念で組織をマネジメントしてゆく必要がある。そして、この信念で動く限り決してなめられることはないと言っておこう。しかし、ただ、うわべだけのにわか絶対正義論を掲げてもだめだ。部下は見ている。自分に降りかかる話だから、上司のその絶対正義の信念が心からのものなのか、うわべだけのものなのか、見抜くことができる。付け焼き刃的な信念では、すぐにメッキがはがれてしまう。困難な状況に陥るとすぐにわかる。言ってることと行動が違うから、矛盾だらけですぐわかる。そうなると、絶対信用されないだろう。絶対正義の信念の旗も簡単に折れてしまう。絶対正義を偽証する者はそこでばれてしまうのだ。
 そうならないためには、上司たる者、日頃からカラダに絶対正義をしみこませておく必要があり、反射的にその信念を基準とした場合の答えが出せるような体制作りが、自分を守ってくれることにもなる。

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