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人間の原始機能「好み」(1/6) ~「好み」の不思議~ [哲学]

 なぜか、人には好みがある。好きなモノと嫌いなモノがある。食べ物や人間に対して必ずある。好き嫌いがない人はこの世には存在しない。もし、そういうことを言う人がいたら、それは嘘をついているだけなのだ。
 そう、人には必ず好みがあり、これは誰の指示でもない。なぜか自然と好みが生まれ、それが自分の嗜好の一部となっている。子供の頃から親が押しつけるわけでもないのに、自然と自分の中にできあがってしまう。これは実に不思議な話なのだ。というのも、人間以外の動物には、好みなどというものは存在しないからだ。厳密にはあるのかもしれないが、あまり文献にもなってないところから見ると、そこまで研究する価値はないのだろうと思う。ということは、「好み」とは人間における原始機能ということになる。
 原始機能について未知の人もいるだろうから、少し説明しておこう。原始機能とは、創造主が人間に元から与えた機能で、地球上の生き物の中で人間にしかない。そしてそれは、人間を進化させるという目的で、創造主が与えた力だ。以前の過去ブログで、「欲望」という原始機能について話した。基本的にはそれと同じで、「好み」も人間を進化させるために創造主が備え付けた力なのだ。
ではなぜ、人間には好みがあるのだろうか?なぜ、創造主は人間に好みなどという機能を与えたのだろうか?それを考えるにはまず、好みがあることによって、どんなメリットやデメリットが存在しているのかを、考えなければならない。
 ではまず、「好み」というと何を想像するであろうか?食べ物の好みか、人間の好みか、趣味の嗜好なども好みだな。スポーツや芸術などの興味もすべて好みがなせる技だ。いろいろあるだろうが、アニキ哲学に通ずる話としては、ここでは特に人の好みについて話そう。
そう、人の好みはいろいろあるよな。性格の好みや生理的な好み、そして外見の好み。そう、好きな異性の好みなどは、だれに教わったわけでもないのに、なぜか友達と違ったりする。同じ場合もあえるかもしれないが、厳密は違うと言っておく。外見の好みなんかは、非常にはっきりしている。ストライクゾーンが広いなどと表現するが、好みの広さもまた好みのひとつだ。自分の歴史を振り返ってもらいたい。だいたい毎回同じ顔を好きになってるはずだ。
 ストライクゾーンの話が出たから、ついでにその話もしておこう。アニキは美人好きだ。そして自分でも女性の顔の好みのストライクゾーンが広いと思っている。年を取るほど年々広くなってるんじゃないかと思うほどだ。今では若い女性はみんな美人に見えてしまうのだ。しかし、ど真ん中は決いつもまってる。このストライクゾーンとど真ん中も実は創造主が与えた原始機能である。これを与えた理由は簡単に説明がつくだろう。ど真ん中しか好みの対象ではないとしたら、人を好きになる確率はぐんと減る。そうなると、人類は繁栄しなくなるからだ。
 だから、創造主はある程度の許容範囲をもうけたのだ。車ハンドルやブレーキのように世の中のものはなんでもそうだ、必ず「あそび」がある。昼から急に夜にならないように、白か黒では成り立たないのだ。

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