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サラリーマンの武器「営業力」(8/8) ~友達の自動連鎖~ [哲学]

 そんな機能的な身の回りこそが、自分を守る最高の参謀室であり、戦略室である。自分の足りないものは常に周囲に揃っているという状態を作り出す。仮に直接の友達がその答え持っていなくても、その友達のまた友達から得ることができる。友達の輪は幾重にも絡んでいて、チェーンのようにつながっているのだ。友達の連鎖が生み出す知恵の宝庫を自由に利用することができるようになり、どんな問題でも簡単に解決できるようになる。そんな様子は友達作りの大切さがわからない人には、君がスーパーマンに見えてしまう。何でも解決してしまう周囲に羨むことになる。だから何度も言うが、周囲に厚く友達の壁を作ってゆく。そして、それが自動的にできあがってゆく形にしてゆくのが人生の完成形である。
 ここで注意しなければならないのは、自分の心だ。友達を利用しようという気持ちがどこかにあると、そういう友達の連鎖になる。心が汚れていると汚れた心の仲間の輪ができてしまう。「そんなことはないだろう」と思うだろうが、これが世の中の道理だ。だから、友達の連鎖を作る前に最も大事なことは、自分が決して友達を利用していないという確信を持つことだ。見返りなど期待せず、友達の困りごとに真剣に対応する姿勢がなくては、本当の友達連鎖は完成しない。「俺には友達がたくさんいる」などとうそぶく奴ほど、心が汚れた仲間集団だ。友達だと思っていた奴らはみんな、おまえの何かを狙っているだけだ。財力なのか名声なのか、まあそんなところだろう。見返りを期待しない関係を築けないと、それは本物ではないのだ。単に友達といっても、そこには黄金のルールが存在しているということを知るべきだ。それが大人の交友関係だ。
 おっと、また話が逸れてしまったから、戻そう。友達の連鎖が自然と起こり、それが次第に膨らんでゆく。この自動化する流れを作り出すのがまさに営業力だ。営業トークだとか専門知識だとかはただの「撒き餌」にすぎない。「自分をお友達にしてください」という時のための手土産だ。営業トークという手土産をぶら下げて相手に近づくだけだ。がしかし、その手土産が安っぽければ相手にされないから、手土産とはいっても侮れないものはある。いい手土産をぶら下げてお友達の仲間入りをさせてもらうのが人生だから、人は努力をするのだ。な、だからこのブログの冒頭でも話したが、営業マンだけが営業力を備えると考える奴はアホなのだ。営業マンは元々営業力があると思われてしまうから、営業じゃない奴ほど営業力があれば目立つということに気がつかなきゃならない。
 結局、営業力とは人間関係をスムースにする能力であるから、相手に評価されて初めて営業力があると認められる。測定することができない力であり、長年見続けていないとわからない能力なのだ。ぱっと見では見抜くことができないから、その人の周りの人間関係を見て計ることになる。営業力があるということは、仕事での結果を出し続けていること、そしてその結果はその人の周りに構築された人間関係に裏付けされていることで見るのだ。
 そんな状態を言葉にするのは簡単ではあるが、全方位において実行し続けるのは非常に困難であるが故に、営業力が人生における究極の能力であると言われているのだ。
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