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お金の真理に迫ろう(3/8) ~相続イベント~ [哲学]

 

 一方、血を分けた兄弟でもお金に関して大きな問題が起こる。相続というイベントが訪れると、それまで仲の良かった兄弟ですら、忌み嫌うようになる。実の親兄弟の関係なら、お金のことでもめたくないのだが、そこには家庭を持ったそれぞれの立場がある。兄弟それぞれの家庭ではいろんな問題を抱えており、どちらかの家庭にお金に直面した問題があると、相続というタナボタを機に人間が豹変する。なぜそうなってしまうのか?実はその裏で糸を引く他人がそうさせてしまう。その他人とは、「奥さん」だ。家庭の家計を仕切る奥さんは、ダンナの稼ぎに満足していないから、常にお金の悩みを抱えている。特に子どもにお金がかかる時期には、大きなストレスを奥さんは抱え込む。そこに、相続というタナボタが来ると、ダンナの人の良さを押しのけて、自分の思いが前に出てしまう。目の前のぼた餅をみすみす逃すわけがない。ダンナを盾に権利を主張する。特に、ダンナの実家には自分は関係が希薄だから、言いたい放題だ。別にこじれてもいいという切り札もある。こじれた方がいいと思っている人も多いと聞く。他人が入ると問題はこじれるという典型だ。その結果、昔仲良かった兄弟は仲が悪くなり、疎遠になってしまう。兄弟が仲悪いの為に、いとこ同士も行き来がなくなる。そうして、親戚とは冠婚葬祭のみの付き合いとなるという流れだ。





 また、以下のケースも少なくないだろう。さらに奥さんは、相続においての立場を強めるために、相続が予想される5~10年ぐらい前から網を張る。ダンナの実家に急に近づくようになり、ダンナの両親を気遣うようになるという兆候も見られる。ダンナの家に行く楽しみは、遺産の皮算用だ。不動産は別にして、生命保険内容や証券類や資産価値のある物品を探すようになる。奥さんが、実家を掃除したいとか言い出したら、目的は大抵それである。そのときにはすでに自分の実家は掃除を開始しているはずであり、古いモノを処分するとか言って、普段開けないような押し入れの奥なども物色することになる。この動きが始まると、兄弟の奥さんはこぞって実家参りが始まる。みんな、何かピーンとくるのだろう。これは一般的な日本の風景であり、身に覚えのあるダンナ連中も多いのではないだろうか。なんだか、お金がらみの人間関係はどろどろしていて目を背けたくなるのだが、お金から目をそらすとお金に見放されるから要注意だ。
 今のところお金は、人間の最大の発明だ。お金が要らないという人間はいない。たまに、お金なんか要らないなんて言う変な奴はいるが、そんな少数派はこのブログを読まないだろうから、アニキは無視する。どこにでも例外はいるからだ。
では、明日はとても重要な話をしよう。お金のスピリチュアルな話だ。




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