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サラリーマンの武器「営業力」(1/8) ~君は何を売っている?~ [哲学]

  久しぶりにサラリーマンの武器シリーズが登場だ。だんだんと武器レベルが高くなる。今回は磨き上げれば究極の武器といってもよい。ただし、磨き方を間違えると人生をも破壊するお荷物となってしまう。今日はその最高武器である「営業力」だ。そう、営業力とは究極の能力だ。
 「な~んだ」と思うかもしれないが、営業力が重要であるとわかってる人も、もう一度その能力たるものを見直してみてもいいんじゃないだろうか。大概のサラリーマンは、営業力が武器であるとわかっていても、それがなんなのかわかっていない。さらに悲しいのは、営業じゃない人間には営業力はいらないとさえ思ってる節がある。それは大きな間違いだ。実は、営業だけが営業じゃない。社会人すべてが営業であり、サラリーマンじゃなくても営業だ。だから、どんな人間にとっても、営業力は必要だということになる。学者だって何だってすべては営業が必須条件なのだ。
 営業は嫌だっていう奴が多いが、それはまぬけな奴のいう言葉だ。よく考えてみろ、世の中すべてが営業マンだ。どんな仕事も、何かを売っている。モノを売る人だけが営業マンではない。学校の先生は知識を、研究者はその研究する力を、警察官はその守る力を、弁護士はその法律スキルを、医者は医術を売っているのだ。何かを売っていれば、それはすべて営業マンである。営業は嫌いだなんていうのは、世の中を全く理解していない。自分は営業マンだとわかってないから、仕事が行き詰まるのだ。だから、みんな、自分がなにを売っているのかをよく考えるべきであり、それを買ってくれる人に対してどうするのかを考えればよいだけだ。
 アニキは昔、東京ディズニーランドでアルバイトした経験があるのだが、そのオリエンテーションの時に、「デイズニーランドの売り物は何か?」というテーマの話があった。そのとき、オリエンテーションを受けていた学生達は皆、「アトラクション」とか、「食べ物」「土産もの」などと答えていたが、全部はずれだった。答えが出尽くしたところで、説明者は正解を答えた。それは「笑顔」だった。それを聞いた時、アニキは感動を覚えた。意表を突いたその答えにしびれたね。アメリカの考えはすごいな、こんなことを言うのかと。お客さんは「笑顔」にお金を払っていたのかと。その1本筋の通った理念があるからこそ、今でもディズニーランドは繁盛しているのだ。
 アニキも営業マンでいろんなモノを売ってきたが、一度でいいから言ってみたいものだ。お客さんに、「あなたの商品は何ですか?」と訊かれた時、「笑顔です」と答えてみたい。そうなのだ、すべての売り物は笑顔である。これにまさる売り物はない。
 しかし正直なところ、ディズニーランドでは笑顔は当たり前であり、そこで働く人にとっては最低限なはずだから、それが本当の売り物であるはずがない。経営者は笑顔だけに給料を払ってるわけではない。働くスタッフの能力に笑顔をプラスして、お客を楽しませることだろう。売り物は「よかった、また来たい」と思わせるその能力だ。経営者はそこに給料を払っているのだ。
 アニキは何が言いたいのかというと、営業職ではないサラリーマン諸君も実は営業マンであり、そこで自分が何を売っているのかをまずは見極める必要があるということだ

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