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お金の真理に迫ろう(2/8) ~金持ちは空気を読めず~ [哲学]

 なぜなぜの深掘りをしてゆこう。じゃ、なぜ人間関係がもつれるのか?その原因は様々だが、当事者お互いの性格が合わなかったり、性格が不一致だったりするからだ。じゃあ、なぜ性格が合わないことがわかるのか?それにはお互いの社会生活の中で、共感できない問題が起こるからだ。じゃあ、その共感できない問題とは何か?多くの原因にはお金が絡む。それまで、仲良しだった友人や兄弟も、お金が絡むと人間が変わる。お金の貸し借りやあげたお金の金額の大小により、お互いの感情にずれが生じる。友人なら当たり前だ。生まれてからの環境が違えば、お金に対する考え方も違う。例えば、割り勘ひとつとっても、決して口には出さないが、想いはそれぞれだ。1000円が高いと思う人と、安いと思う人がいるということだ。端数までキッチリと割り勘する人と、おおざっぱに割って、相手には少なめを払わせる人など、みんなもいろいろ経験しただろう。部長がキッチリわったらケチだと思うだろう。割り勘に対する哲学にも様々あり、それは人によって異なる。そんなもんだ。
 だから、サラリーマンは会社の人間とつるむのだ。人は、経済力異なる人とあまり一緒に行動したくないものだ。なぜなら、お金に対する価値観が全く異なるからで、お金がかかる場面において、常にストレスが溜まるからである。みんなも経験があるだろう、お金持ちのボンボンの友人と喫茶店に行こうとしたら、自分はドトールでよかったのに、ホテルの喫茶店じゃないと落ち着かないからと、そこへ向かってしまうような感じだ。こういう日常茶飯事でいちいちストレスを感じることになるから、一緒に行動したくないのだ。同じ会社なら、お金の価値観も近いものがある。だから、同じ社内の人間同士ならお金であまりもめることはない。なぜなら、同じ会社で勤めるということは、相手の給料が大体わかるということであり、そこから予想する全財産が予想でき、まあ自分と同等と考えるからであり、コーヒーが飲みたいと言ったら、ドトールへ向かうことが解ってる者同士だからだ。せいぜい、貸した金を返さないという程度のことだろう。
 ここに一つのお金の真理がある。その人がケチかどうかの判断基準は、その場でのお金の出し方で判断するのではなく、背後にある予想できる財力も含めて総合的に判断するのだ。人は、知らず知らずのうちに相手の財力を計ってしまうくせがある。お金持ちと一緒に行動する時には特に、その計算が働き、ケチかどうかを判断する。ところが、もし相手が気前良く、よくおごってくれる人であれば話は別だ。いい人ということになる。見返りを期待せずにおごってくれる人はいい人なのだが、実はこのおごってくれる人というのは、大した金持ちではない。自分の財力が、相手の財力より勝っていることがわかったしまう空気が読めてしまう人だ。空気が読めるから、相手の心も読めてしまう。金の出し方が悪いとそこに罪悪感を感じてしまう、それだけだ。本当の金持ちはケチであり、空気が読めないから、キッチリ割り勘でも罪悪感がない。本当の金持ちとは、空気を読まないから金持ちでいられるのだ。

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