SSブログ

勝ったつもりでいる「負けてるやつら」(2/5) [哲学]

 昨日は、がんばって就職した勝ち組企業に入ってもいいことないと書いた。じゃ、今日は負け組にスポットを当ててみよう。
 例えば、儲かってない業界や勝ち組業界でも業界内順位が下位である場合、負け組企業となるわけだが、こちらは勝ち組企業ほど生き馬の目を抜くような戦々恐々とした状況ではない。儲かってないのだから、あまり優秀な人材は採用できない台所事情があり、とりあえず優秀な人材はほかへ行かないようにケアしている。優秀じゃない人は、人材がいないため取替えもきかず、なんとなく安全な環境だ。しかし、会社の中は儲かってないために、社内の空気が殺伐としており、部長課長の顔色も悪い。中間管理職の頭の中は、間違いなく会社が倒れる前に滑り込みで退職金をGETして、退職したいと考えており、その準備に余念がない。常に皆がそんなことを考えてるものだから、会社の業績をよくするアイデアなんか出てこない。10年後のことは10年先にも残る奴が考えればいいと思っている。だから仕事は、「ニワトリを囲いの中に追い込む仕事」しかしない。周りを見てみろ、そんな上司ばかりだろう。まあ、大会社であれば、子会社への出向もかなりの確立で任命される。
 しかし、儲かってない会社では当然子会社も儲かってないのが常で、出向先も天国と地獄となる。しかし、中には業績によい子会社もあるものだから、ここでも運命が分かれる。儲かってる子会社へ「お飾り役」として出向できる運のよい人、傾きかけた会社へ「世直し人」又は「トカゲのしっぽ切り」として出向する人がいる。まさに、人生ゲームの天国か貧乏農場かだ。だから、管理職は常に自分が行きたい場所を虎視眈々と狙ってる。断然「お飾り役」がいいに決まってるのだから。
 そして、儲かってない親子会社のグループは、その取引先も大体儲かってないところが多く、周りの環境全体が重たい。これをアニキは「地獄固め」と呼んでいる。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。