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勝ったつもりでいる「負けてるやつら」(1/5) [哲学]

 なかなか世の中の景気がよくならない状況であるが、なにも悲観することはない。いつの時代も、その中でも儲けているやつと儲けてないやつが存在する。その違いはなんなのであろうか。業界とかは関係ない。儲かってる業界でも、その中には勝ち組と負け組が存在する。儲かってる会社の中でも、勝ち組と負け組が存在する。どんな業界、組織であっても、この原理は成り立つ。儲かっている業界は、儲かってないない業界より、儲かっている会社の数が少し多いだけである。ここに、社会のまやかしがある。会社とは、儲けてなんぼだ。儲かってなければ、その経営者がどんなに良いことを言ったとしても、絵空事だ。そしてその経営者は負けである。要するに、アニキの勝ち負けの基準は、儲かっているかいないかだ。社長だけの話ではない、そこで働いている人にも共通する。負け組の話は置いておいて、まずは勝ち組の話をしよう。
 普通、儲かってる業界の儲かってる会社にいるやつは、自分は「勝ち組」だと、喜んでいるが、実はそんな楽観的状況ではないと知るべきなのだ。会社は勝ち組でも、「おまえはどうなのだ」ということだ。つまり、勝ち組企業の中でも、さらにその中には勝ち組部署と負け組部署がある。社員においては、会社の役に立ってるのか、お荷物なのかだ。自分はどっちであるかと、冷静に観察する必要がある。
 勝ち組企業の社員を分析してゆこう。まず勝ち組企業とは、学生の人気企業に当たる。勝ち組企業は、この就職難の時代において、優秀人材のさらにそのうわずみ人材を採用できる。人気企業とはそういう状況だ。寿司でいえば、大トロ中のトロだ。そんな会社で働いているサラリーマン諸君は、会社側から見れば、いつでも取替え自由な状態だ。要は、代わりがいくらでもいるということ。上司から、「使えない」とレッテルを貼られれば、即とりかえだ。勝ち組企業では、毎年、これでもかというぐらい優秀な若手が入社してくる。彼らが新人の頃は、よちよち歩きだから抜かれることはないが、2年ぐらい経つと、できる先輩とできない先輩を見抜く眼を持つ。勝ち組企業は、色とりどりの人材から、将来優秀な人材を選びぬくことができる。儲かっている会社の社内は、殺伐とした空気はないので、働いている社員側は気を抜いている雰囲気があるが、会社側は常に優秀人材のみを生かし、使えない社員は閑職へ追いやる準備に余念はない。
 そう、勝ち組企業は、その勝っている状況にうちに、筋肉質にすべく、厳しい眼で社員一人一人を評価しているのだ。勝ち組企業だからといって、油断できないのだ。

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