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願望実現の謎(5/6) ~不安になるわけ~ [哲学]

 では、願望が実現した者と実現しなかった者、その差は何なのだ。アニキは言う、「運」がかなり関係していると。ここでアニキが言う「運」とは、一般的に人がいう「運がいい悪いの運」ではない。一般ピープルが口にする運とは、単なる結果を表すだけのもので、その場限りのものだ。しかしアニキの言う「運」とは「運気」であり、その場限りの現象ではなく、気運として常に人に備わるものを指す。願望実現とは長期的な概念だ。その場限りの運では実現不可能だ。運の積み重ねにより現実化する。そうだ、だから運気を鍛えていくことがとても重要となる。それができないから、簡単に願望実現をあきらめてしまうことになる。これがいかに問題であるかを話そう。
 願望をあきらめるにあたって、人は自分や周囲を納得させるため、何かいい言い訳が必要となり、それを探すことをはじめてしまう。そのあきらめの境地が出たてきた瞬間に、マイナスエネルギーが出てくる。マイナスエネルギーが出ると、さらに何事もうまくいかなくなり、マイナスエネルギーが増幅される。いわゆる「負のスパイラル」だ。こうなるともう自分では手がつけられない。なぜなら、脳の潜在意識に「無理だ」という意識がすり込まれてしまうからだ。だから、脳の潜在意識にすり込まれないようにする必要があり、日頃から悪いイメージを持つことを避ける必要がある。
 だが、人は自然と悪い方に考える生き物であるという事実も認識しなければならない。これも「人間の原始機能」だが、このことをほとんどの人はわかってない。人間は何もしてないと不安になる生き物であることを。だから、人は趣味を持ち、自分が楽しいことに時間を使うのだ。それは、不安なことを極力考えないようにするための人間の防衛反応だ。趣味とは実は防衛反応なのだ。人間は無意識に不安な考えを持たないように防衛している。人は無意識のうちに楽しいことをしたがるのは、「不安になるという原始機能」に対する反対概念の「楽しみを欲するという原始機能」だ。創造主はすべての原始機能に問題と答えを与えているという概念、すなわちアニキ哲学の「二面性論」で説明できる。二面性論についても後日ブログで話すけど、ここで理解すべきことは、不安にならないようにするにことが重要だということ。
 繰り返すが、不安になってマイナスエネルギーを出さないようにする。そのために人は努力ということをする。努力の本当の狙いとは、努力するその物事の上達ではない。上達することにより、人は不安を解消することができる。このことが努力の真の目的だ。

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