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サラリーマンの武器「スピード」(4/4) ~スピードが必要な訳~ [哲学]

 だから、サラリーマンにとっての武器「スピード」とは、仕事における速さはもちろんのこと、生活でのスピード感を磨けということだ。若いうちに身につけたそのスピード感は、衰えることはない。世の成功者がすごいと思ってしまうのは、成功者の速さについてゆけないからだ。止まってる人には、新幹線の中の人が見えないのと同じようなものだ。しかし、自分が特急電車に乗って、横を追い抜いていく新幹線の中の人を見れば、その姿を見ることができる。これと同じだ。で、自分が新幹線と同じスピードであれば、横を走る新幹線の中の人は止まって見える。成功者と同じスピード感になれば、成功者などただの人にしか見えないものだ。
 ここまできたら、なぜ「スピード」がサラリーマンの武器なのか理解できるだろう。仕事上のスピードなんかは意識しなくてもいい。人生そのもののスピードが上がれば、自動的に仕事のスピードは上がるからだ。同僚なんかをライバル視して仕事をする必要はない。自分はただひたすら、生活の個々の行動スピードを上げることだけを意識していれば良い。いつのまにかすべてのスピードが上がっていることに気づき、気がついたら同僚をはるかに抜いている自分がそこにいる。繰り返しになるが、人生においてスピードがいかに重要で、スピードを意識しないで生きることは、人間の本来の姿と逆を進んでいることになる。それを考えるには、人間という生き物の「原始機能」を見れば良い。
 人間の創造主はなぜ、人間に「寿命」「老化」を与えているのか。これは原始機能で説明可能だ。いつかは訪れる死というものがあり、人間は老化する。老化とともにあらゆる部分が衰えてくる。これはなんでだ?創造主は何のために人間をこんな風に作ったのか?そうだ、「人生には限りがあり、速くしないとすべての機能は衰えていくよ」ということなのだ。そうじゃなければ創造主は、500歳まで生きれるように人間を作っていただろうし、老化なんかしないように作っていたはずだ。それなのに人間は創造主の意図とは異なる行動を取る。限られた寿命をもっと長くしようとか、カラダが衰えないようにする方法ばかりを考える。実はポイントがずれているのだ。それよりも前述の通り、短い人生を効率的に生きるため、スピードを上げることを考えるべきである。
 常にスピードを意識し、毎日の細かい行動において、どうしたら1秒でも短くできるだろうか考える。これは決して手を抜くことではない。手を抜くと、本来のその行動の目的を達成できない。例えば歯磨きでも何でもそうだ、歯磨きにおいて手を抜いて虫歯になったら意味がない。アニキに言うスピードとは、そんなことを言ってるわけではない。本来の目的達成のために重要な部分の時間は充分に費やすが、その前後の付随行動の中での時間短縮を考えてゆくわけだ。歯磨きなら、歯ブラシの置き方やコップの置き方を工夫して1秒でも時間を短くする。
 とりあえず時間を短くするテクニックの一つを教えよう。「ワンハンド、ワンアクション」だ。ワンハンドとは片手でできるようにすること。ワンアクションとは、1回の動作でできるようにすることだ。この詳しい説明はまた後日ブログでしよう。要するに、この「ワンハンド、ワンアクション」を意識して工夫すると、格段に時間が短くなる。ワンハンドワンアクションとは、アニキ哲学における重要概念で、その本当の効果はスピードアップではないが、スピードにおいても大きな効果を発揮する。
 くどくなるのでこれ以上は言わないが、スピード上げて効率よく生きる。スピードを制する者が人生を制するのだ。

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