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サラリーマンの武器「素直さ」(4/5) ~原始機能~ [哲学]

 アニキは何が言いたいのかと言うと、「素直じゃないんだよな、みんな」ということだ。若い奴らも、ちょっと仕事を覚えるとすぐに威張り出したりする。営業だったら、お客を馬鹿にしたりする。「わがままな客だ」とか言ったりするのだが、アニキにしてみればそんなの当たり前で、「わがままなのが客だろう」だ。で、年をとれば取るほどプライドが高くなり、他人の意見を聞かなくなる。我が強くなりすぎて「素直さ」から縁遠くなる。そして、周りが誰も教えてくれなくなるから、成長が止まるのだ。つまりだ、素直さは武器というよりは、最低身につけなければならない道具と考えた方がよいかもしれない。これがないと、成長が止まってしまう。アニキは成長が止まったオッサンを、いやというほど見てきたが、それは哀れなものだ。まさに頑固ジジイだ。何を言っても聞く耳を持たない。常に「言わないでもわかってる」を繰り返す。そうなると、頑固という殻がどんどん堅く大きくなるものだから、自分で殻を割ることが難しくなる。年齢も上がって、殻を割る力も根気も少なくなってくるからだ。まるで「頑固の着ぶくれ状態」だ。この状態になったら終わりだ。友達はいなくなり、奥さん子供には見放され哀れなものだ。映画やドラマでは、孫がその殻を割ったりする。孫から気づきを得ることになる。いわば孫が師匠なわけだ。だから、素直さって大事だろ。
 話がそれてしまったが、実は素直さはある意味防具の役目もある。「人間関係の悪化」や、「人間の成長阻害」を防御する防具であると。だから素直さがないと、生身の体丸出しで、気づかないうちに傷つけられてしまう。結果、人生がとてもつらくなるのだ。
 人間の創造主は、人が死ぬまでに必ず素直さを身につけさせようと、いろんな試練を与える。要するに、アニキは素直は武器と言ったが、創造主にとって素直さは、人間の必須課題なのだ。素直さが欠けていると人生がうまくいかない。元々そういう風に人間は作られている。生まれたときからすべての人間に備わっている機能のことを、アニキ哲学では「人間の原始機能」と呼ぶが、素直さはまさにこれに当たる。ここが人生をよくするポイントの一つであり、人間関係を良好にするスイッチのひとつだ。創造主は人間を集団生活するように作っている。人間をわざとひ弱に作って、人間同士の関係をうまく築くことを課題としている。ところが、この「素直さ」の原始機能になかなか人間は気づかない。だから創造主は人間にヒントを与えるために、これでもかって感じで試練をぶつけてくる。そして「素直さのなさ」のレベルにより、ぶつけてくる試練や師匠のレベルも異なる。ホントに素直じゃない奴には、いつも自分がバカにしている若造クラスに気づかされることになる。そう、自分のプライドが傷つくレベルの師匠を出してくる、必ずだ。プライドを打ち破らないと素直さは手に入らない。少し話はそれるが、重要な概念であるプライドについても少し触れておこう。

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