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サラリーマンの武器「素直さ」(1/5) ~人を傷つけない武器~ [哲学]

 サラリーマンの武器第一弾は「素直さ」だ。な~んだと思ったもしれない。ビーム光線かなんかかと思ったか?悪いが、ビーム光線は相手を傷つける武器だ。そんな物騒なモノが世の中にあれば、確実に北斗の拳の世の中だ。アニキの武器は人を傷つけるのではない、自分が強くなるための武器だ。自分が強くなることと、人を傷つけることは全く意味が違う。お金と一緒だ。お金自体は悪じゃない。いいか悪いかは、お金を使う人の心が決める。それと同じで、アニキの武器もそれ自体は人を傷つけない。己を強くするのみだ。しかし、それを持った人の心が人を傷つける恐れはある。要は、心構え次第だ。
 では、サラリーマンにとってこの「素直さ」という武器が、どれだけの力を発揮する技能であるか、まだ理解していないだろう。逆に、そうなんだよ、これが重要なんだと思った人は、人生のなんたるかがよくわかってる。この「素直さ」を身につけなければ、社会人初心者の段階でかなりの遅れをとると言っておこう。それは、サラリーマンだけではなく、すべての人間にとっての最大の武器である。
 では、「素直さ」がどれだけ重要であるかを説明しよう。実はこの「素直さ」、初心者の時には大して武器にはならない。なぜなら、初心者にとって素直であることは当たり前であるから、最初から素直じゃないやつは、社会人失格である。サラリーマンであろうが、個人事業者であろうが同じだ。だから、ここで「初心者に対する素直さ」を説明する必要はないだろう。実はアニキが「素直さが武器」と最も言いたい人は、サラリーマン経験の長い人たちだ。そう、仕事が乗りに乗った40歳以上である。それは高齢者や管理職者に対しても同じであり、「素直さ」が武器となる。
 これがどういうことかわかるか。人間は知識や経験が積み重なると、自分の考えができあがる。しかもそれである程度結果を出しているならなおさらだ。人の意見を段々と聞かなくなる。だれかの意見に対して、まず反論から入る。自分の専門分野に関する話なら、自分が正しいと常に思っている。しかし、一度よく考えてほしい。自分の考えは過去の経験からの知見だ。それを使って反論しているにすぎない。それで未来を予想しているにすぎないのだ。このことをまず謙虚に受け止める必要がある。「サラリーマン社会には、完全正解はない」のだ。

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