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人間の仕掛け各論「人間関係」(10/12) ~人間関係も生活習慣病~ [哲学]

 アニキは何が言いたいのかというと、早く人間関係の意義に気づき、それをクリアしてゆく事に力を使えということだ。人生で何をすべきかを見つけることに人生のほとんどの時間を費やす人が大半だ。そして運良く人生の意義を見つければまだよい。だが、そんな人はごく少数に過ぎない。多くは、老年になって自分の生き様を振り返った時に初めて、何が人生だったのかがうっすらとわかる程度だという。
 だから人間関係の意義を早く理解したもの勝ちだ。そのために、3つの性質を知ることから始まるのだが、よく観察すればわかることだろう。まず、人間関係からは「逃げられない」のだから、あきらめて受け入れるしかない。誰もがここからスタートする。気の合う相手なんかは人生の息抜きだから、こんな相手に時間を潰してる時間がもったない。逃げることはやめて、早く立ち向かうべきだ。放っておくと、関係の悪さは「膨らむ」。そこで、関係修復を試みようとして相手を正そうとすると、かえって関係が悪化する。で、いろいろ悩んだあげく時間は過ぎてゆく。気がついたらジジイだ。そんなことが人生となってしまう。
 アニキは生活習慣病と同じだと言った。病気の意義とは何か?考えたことがあるか。健康のありがたみを教えるためだ。それと、どうして病気なったのかを考えろということがその目的だ。病気になるしくみを理解しろということだ。本来それは、医者が考えることではなく、個人個人が人生の中で考えるテーマなのだ。人間関係もそれと同じこと。自分で答えを出して進んでいくゲームだ。それを生前に自分で仕組んで生まれてきているのに関わらず、愚痴をこぼすなんてもってのほかだろう。
 重要なところだから何度でも言うが、相手を正面から受け止めて、戦えといっているわけじゃない。相手を変えようとしてもそれはムダだ。火に油を注ぐだけだ。嫌いな相手とは、以心伝心だから、間違いなく相手も嫌っているはずだ。あなたの一言一言が引っかかるのだから、何を言ってもダメだ。ありきたりだが、自分が変わるしかない。これが答えだ。自分が変わるというのは、難しいことではない。自分のことなのだからすぐにできる。人間関係が悪いことにより起こるペナルティをかわすにはこれしかない。ペナルティとしての悪いホルモンが出ないようにするにはどうしたらよいかを考えなければ、カラダはボロボロになってしまい、いろいろと不都合が出てくる。
 そんなことやってたら、この高齢化社会を楽しむことはできないぞとアニキは言いたい。

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