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人生の準備期間「学校」(9/17) ~アメリカの罠(2)~ [哲学]

 日本をバカの巣窟にするために、アメリカは罠を仕掛けた。再びアメリカの手足となって服従するようにするためだ。時間はかかるが、日本人が気づくとまずいから、ゆっくりと進めた。ゆでガエル作戦とで言っておこうか。気づいた時には、もうすでに遅いって話だ。今がまさにそうだよな。アメリカが思っている通りの結果であり、骨抜きにされた日本はそこでもがき苦しんでいる。
 では、前回の続きだ。日本にはそれほど宗教的な観念がなかったから、アメリカは日本人をなめていたのだが、とんでもなかったわけだ。「宗教的観念がなければ、人間の心はお粗末なままだ」とアメリカ人は考えていたからだ。アメリカ人は日本人のことを、宗教がなくても心ができあがっている人種だと気がつかなかった。そんな人種は世界に存在していないからだ。さらに、アメリカが日本人を無能な国民だと思っていたのは、戦争に負けたアメリカにいつまでも楯突かず、素直に服従していたからだ。進駐軍が復興にやってきた時、日本人は大人しかった。それをアメリカは、ただの羊の群れだと勘違いしてしまった。実は日本人は心ができていたから、すぐに自分達の立場を理解し、アメリカを恨むよりどうやってこれから復興してゆこうかを真剣に考えていた。恨みのパワーを自動的に復興に向けることができた。こんな人種は世界には存在しない。ほとんどの人種は思いっきり恨むのが普通だからだ。日本人は、初めから恨むのはエネルギーのムダだと考えていたから、羊の群れに化けていただけだった。そして、日本人を見下してしたアメリカ人から、最先端の技術をどんどん教えてもらうことになり、かわいがられるようになる。犬に芸を教えるようなものだ。芸の呑み込みのよい犬ほどかわいいもんだ。そして、どんなに高度なことを教えても、犬は人間を超えることがない。しかし、日本人は違った。残念ながら日本人は犬ではなかったのだ。
 教えたことをどんどん吸収して、それを改良してアメリカよりも良い物を作ってしまう。いい例が、戦闘機だ。自衛隊の戦闘機はアメリカから買わなければならないのだが、アメリカはだんだん売ってくれなくなった。なぜなら、アメリカの戦闘機を改良して性能を良くしてしまうからだ。同じF-15戦闘機でも、アメリカ製には変わりがないが、アメリカ軍が使うものより自衛隊が使うものの方が圧倒的に性能がよいという事実がある。
 このままでは日本にすべて抜かれてしまうと思ったアメリカは、日本人の能力を下げるためには罠を仕掛けて、日本人が気づかないよう進める作戦をとった。そういうのは、アメリカはお手のものである。日本人の心に仕掛けてゆく罠である。
 それが、次世代を担う子どもを潰す「ゆとり教育」であり、現役世代には「成果主義」や「残業は悪」という観念の植え付けだ。さらに、家庭においては「ファミリー主義」なども持ち込み、奥さんを洗脳した。未だに気づいてない人も多いと思うが、これらはすべてアメリカが日本をダメにしようとした巧みな罠である。

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