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女は武装する(6/14) ~女性の登用~ [哲学]

 だから、大方の女子学生は心に熱き思いを持ったまま事務職の道を選び、一旦は就職する。しかし、そこで目の当たりにする光景に、自分の心の中にある熱き思いが再燃焼することになる。
 賢い女性は男を品定めする能力に長けている。男の目利きだ。魚や野菜の目利きじゃない、男の目利きだ。太古の昔より女は、男に守ってもらわなければならなかったから、この目利きが鋭い。平穏な日常の中で、その目を光らせているのだが、そこで見えてくるものはくだらない実態だ。毎日が出来の悪いハナタレ男のサブを務め、上司はアホにしか見えない。しかも、常に怖いお局様に一挙手一投足を見張られている。結局、心に熱いものを持った女性達は、こんな男社会ではなく能力重視の公平な場所を求めることになる。それをいろいろ探ってみても、なかなか日本には本当の男女平等な世界はない。
 だから、その新天地こそ、海外となるわけだ。海外は本当に平等だ。欧米だけではなく、アジア諸国も平等だ、いや女性の方が上かもしれない。中国にしろ、タイにしろ、インドネシアにしろ、女性の方が優秀だ。しかも、大学なんか出ていない。持って生まれたその力だけで社会で勝負して、管理職に就いている。大卒である日本人女性は、海外現地の女性の能力をはるかに上回ることになり、管理職どころか経営レベルまで一気に駆け上がることが可能だ。ここに多くのチャンスが転がっている。
 最近の日本でも、大臣に女性を登用したり、管理職でも女性登用が増えているが、それはまだまだコマーシャルレベルだ。女性の優秀さを見直してはいるものの、きちんと取り入れているのは外資系企業やアパレル、介護など新規分野ぐらいなもので、古い業界の純日本企業はまだまだと言っていい。確かに女性の管理職者はみごとに仕事できる。女性特有の能力である「手を抜かない」を駆使できるため、高レベルの仕事を長丁場で続けることが可能だからだ。男なら、「ちょっと休憩」という場面でも、女性は休みなど要らない。彼女達には休みなど必要ない。そんな自分達のペースを会社に導入されると、男はたまらない。息が続かないからだ。ちょっとしたミスも逃さない高レベルの集中力を駆使して、自分達の仕事の成果をくまなくチェックされる。だから正直、優秀な女性ほど煙たいのが本音だろう。特に仕事に自信のない男の上司は、積極的には起用したがらない。上から言われない限り、優秀な女性を引っ張り上げることはしないのだ。朝から晩までハイテンションに動き回る女性にとって、自分のような上司はだらけた社員にしか映らないだろうと考えるからだ。
 男は、朝出勤すると、新聞を読みながらコーヒーをすすり、一息ついてから仕事モードへのスイッチを入れる。人によっては、ラッシュの中の出勤で、一日のエネルギーの半分を費やしてしまう愚か者も多数存在している。昨晩の酒が残っている奴も相当数いる。二日酔いの奴なんかは、午前中は全く使いものにならない。席には座っているが、その業務内容ははっきり言って「流し」だ。メールを見たり、書類整理でお茶を濁して仕事を流しているだけだ。ひどい奴は、仲良しの取引先へ行って回復を待つ。そして、お昼からやっとスイッチが入る。それを正当化するのが男だが、女性には理解できない代物だ。


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