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人間の仕掛け(2/7) ~目に見えない力~ [哲学]

 すべての災害や事件は、進んでいる方向や努力の方向性の間違いに気づかせたいがために起こる。偶然のように見える事件でも、実は起こるべくして起こっているのに、人は全くそこに気づかない。大概は、「運が悪かった」とか、「偶然が重なった」ぐらいの理由で済ましてしまう。そして、同じ災害や事件を繰り返さないために、予防や対策を施すだけで、そんなに深くは考えない。起こった原因についても、物理的な原因追及のみで、「なぜこのタイミングで自分に起こらなければならなかったのか?」までは調べない。調べてもわからないからだ。真の原因は他にあるのに、結局は対処療法だけで終わる。科学者は検証可能なことしか調べられないからだ。
 アニキはいつも話していることだが、実は大事なことは、「それがなぜ起こったのか?」ではなく、「なぜこのタイミングで、しかもそれが自分に起こったのか?」だ。それを考えるには、物理的な要因だけでは検証できない。それを説明するには、スピリチュアルな要素を考慮しなければならない。しかし科学者は、スピリチュアルな要素が加わると、お手上げだ。全く手が出ない。なぜなら、それは実証できないからだ。実証できなければ、その理論を使ってはいけないのが科学者だ。科学者も個人的には仮説を立てているはずだが、裏付けの証明ができないから発表できない。しかし、真の根本原因はスピリチュアルの世界にあることは、うすうす感じ始めている。そこに話を持って行かないと、この世の現象すべては説明できない。目に見えない力がこの世を動かしているという事実だ。この領域になると、科学者は手の施しようがない。がしかし最近、目に見えないエネルギーの存在を研究し、実験によりその存在を証明している科学者も増えてきつつある。そうなのだ、「目に見えない何かの存在が、意図的にいろんな事件や災害を引き起こしているのではないか?」という途方もない仮説が、実はまかり通ろうとしている状況でもある。「スピリチュアル?うさんくさい」というのが現実社会であろうが、うさんくさいとフタをしていたものに、真実が眠っているのだ。
 まあ、そんなことはどうでもよい。アニキ哲学は、生き方の道理とスピリチュアルの融合だ。この精神に乗っ取って仮説を立てていくしかない。答えがないなら、自分で探すしかない。アニキ哲学は、「それが実証できなくても、矛盾がなく腑に落ちればそれが真理」という軸で判断してゆく。

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