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アニキの「変人論」(2/4) ~オタク~ [哲学]

 そのような変人との付き合い方だが、変人は一般人とは違う考え方を持つ人種であることを認識しさえすれば、自分達と違うからといって敬遠することはもったいない。普段は別に全く害はないのだから、難しいことをよく知っているという意味では、逆に利用するのが得策だ。自分の知らないことを何でも質問してやればいいのだ。それが正しい変人との付き合い方である。なぜか変人は質問されるとうれしい。質問が彼らの栄養なのだ。逆に、絶対にやってはいけないことは、怒らせることだ。変人は滅多に怒らないのだが、バカにしたりすると怒るときがある。変人は逆上型で怒るタイプは少ない。表面は冷静でも、腹の中は煮えくり返ってるというパターンの怒り方だ。覇気は内に宿るのが変人だ。細かい膨大な知識があり頭がいいから、怒らせると厄介だ。必ず復讐されると思え。ひ弱で気が小さいからといって侮ると大変なことになる。ひ弱なのはカラダだけであって、頭と心は一般人より気丈であると言っておこう。まあ、悪いことは言わない。お友達になって得した方がよい。お友達になると必ずメリットがある。これだけは本当だ。絶対にいじめてはいけない。彼らは、「恩も仇も倍返し」なのだ。
 もう一度言うが、哲学の道にいる変人とは、行動や習慣が変であるという概念ではなく、日頃考えていることが一般人と少し違うということで、それ以外は気のいい奴らだ。日頃の行動が少しおかしい人もいないことはないが、少数派としてここではあえて取りあげない。人生の意味や生まれてきた意義なんかを考えてるうちに、変なモノを信じたりして、変な習慣も身につけてしまうのだろう。まあ、気味が悪いかもしれないが、大目に見てあげてほしい。まずは、変な奴に興味を持つことだ。
 アニキは昔から、そういう変人は嫌いではなかった。暗くて取っつきにくいにくいのだが、話してみたら面白いのだ。性格は比較的穏やかな人が多く、しかし自分が興味のない分野の話は絶対にしない。そして得意分野において、その知識の深さに驚く。16才でこの知識かと、昔よく驚いたものだ。そうだ、今で言うオタクなのだ。オタクという言葉は、アニキの学生の頃には存在してなかったため、当時のオタクは変人の一つとしてかたづけられていたのだ。
 そう、アニキの生き様の一つに、「オタクは味方つけろ!」というのがある。実は、オタクも哲学者の一人なのである。


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