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「お寺参り」の秘密Ⓑ [哲学]

 さて今日から、仏像のカラクリに入る。仏像を知ってこそ、その御利益があるってもの。少し、その仏像について勉強してもらう。知識なくして理解なしだ。
 まず、お寺に供えられてる仏像は大きく分けて4つに区分される。偉い順に行こう。まず如来、そして菩薩、そして明王、最後は天だ。我々人間から見れば、全員天上世界の仏様だ。
 如来様はお釈迦様だから一番偉いんだけど、実はこの如来様、願い事を聞いてくれないのだ。皆、一番偉いから一番願い事が叶うと思ってるが、そうじゃないんだな。如来様ってのは悟り後の人だから、報告を聞くだけなのだ。いきなり、社長にお願いに行っても一蹴されるだろ。それと一緒。だから、如来様へのお参りは「報告」だ。どんな報告かと言うと、耳障りのいいことだけを言いに行くのだ。社長への報告と一緒だよ。怒られるようなことを言いに行く奴はいないだろう。じゃ、如来様への報告とは何か。「おかげさまで、今幸せです。」だ。「だから、大変感謝してます。」だ。このごますりこそ、如来様への最大の言葉だ。「ごますりなくして出世なし。」だ。勘違いするな、程度の話を言ってる。ごますりだけじゃダメだ。でも、少しはごますりもしろということ。
 あと、心の中では他のことを考えていてもいいが、敬いの気持ちだけは忘れるな。社長と話す時だって敬語使ってへりくだるだろ。そして、注意しなければならないのは、必ず口に出して言うこと。仏像は「願い事増幅器だ」ということを忘れてはならない。そう、小さい声でもよいから。
 で、次に菩薩様というのがいる。菩薩様はまだ悟ってない修行の身。会社で言えば役員とか部長クラスだな。実はこの菩薩様が願い事を聞いてくれるのだ。菩薩様は如来様より、世の中をよくしろって命令が出てる。いわゆる社長命令だな。悟りを開くのをやりながら、社長命令もこなさなくてはならない。そのノルマを達成するために、いろいろ幹部連中みんなで役割分担している。菩薩様の担当分けにおいて、いわゆる観音菩薩様が個人の悩み解決担当係だ。個人の悩み相談窓口だ。菩薩様達はいろいろ担当分けをして、どうしたら社長のノルマを達成できるかの政策を考え実行しているのだ。で、お地蔵さんというのも菩薩様の一つで、地域密着型相談係だから、お願いを聞いてくれる。今まで見向きもしなかった道ばたのお地蔵さんにお願いするのだ。その効果は高いぞ。
 ということで、菩薩様へ個人のややこしい話を聞かせるのだ。自分の悩みをぶつけるのだ。そう、願い事として。「観音様をお参りして」って話をよく聞くだろ。ここでも、言葉で言うのを忘れずに。敬意も払えよ、相手は会社の役員だ。

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