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自分の土俵で闘え!(5/5) ~土俵とは何か~ [哲学]

 結局、人生は闘いの連続だから、勝たなきゃダメだってことだ。人生の闘いに全部勝つのは不可能だから、勝つ確率を上げなきゃってことだ。そこで勝つ確率を上げる一番の方法が自分の土俵で戦うことだ。自分の土俵に引きずり込んで戦うってことが重要になる。これがどれほど重要か。
 人は皆、得意がある。得意な場所がある。で、常に自分の得意な場所で勝負しようとする。自分の得意分野へ引きずりこむ。そう、自分の土俵に相手を導き、そこで勝負する。子どもなら、走るのが得意な奴は競走で、勉強が得意な奴は定期テストで戦う。走るのが遅い奴は競走で挑まない。勉強や絵など、自分が得意なもので勝負する。これが公平なのだ。子どもは皆知っている。これが自分の土俵ということだ。しかし、いざ仕事となると場所だけの話ではなくなる。
 サラリーマンの場合の土俵は、戦う場所としての土俵とは意味が異なる。サラリーマンは戦う場所は選べない。戦う場所は会社側から与えられる。サラリーマンにおいては、売上やら経費削減やら企画やら、会社の中の部署によって様々なノルマがあり、様々な戦いの場所がある。会社から与えられたその場所で戦いに勝つしかないのだ。そう、戦う土俵は変えられないのだから、自分が別の土俵で戦いたいと思っても、部署を異動するか辞めるかしなければそこから逃れることはできない。上司に売上上げろと数字ノルマを作られて、それに向かって無理矢理走らされている状況では、そこで何とかするしかない。そこは自分の土俵じゃないと思っても許してくれない。
 じゃあ、どうするか。白旗揚げるかやるしかないか。そう、やるしかないのだ。サラリーマンの場合は与えられ場所の中で勝たなければならない。子どもやスポーツ選手のように、自分の得意な分野や種目で戦うことじゃない。その与えられた場所の中でどう結果を出すかだ。例えば、競走という種目の中での得意なやり方を見つけるのと似ている。先行逃げ切りタイプなのか、ラストスパートタイプなのか。他にもあるだろうが、そういった話だ。要は得意なやり方を見つける話だ。
 営業での売上数字を上げるにはいろんなやり方がある。山登りと一緒だ。ルートは無限だ。登山ルートを開拓する奴もいる。それとも似ている。要するに、サラリーマンにおける土俵とは、場所のことではなく、結果を出すための方法論を指す。自分が得意な方法を見つけて、それを使って結果を出す。土俵とはそのためのやり方のことを意味する。そして、やり方を見つけ出し自分の得意パターンを作った時、それが「自分の土俵」である。繰り返すが、自分の土俵とは場所を指すのではない、やり方の形だ。この自分パターンが見つかれば、流れをその形に持ってゆく。営業なら売上アップのためには得意なお客で伸ばすのか、得意な商品で伸ばすのか、又は新しい顧客開拓を得意とするのか、又はライバルから横取りするのか、やり方は無尽蔵だ。
 そんなことは言われなくてもわかってるよ、と言うかもしれないが、ここからが重要だ。要するに、自分の土俵ができたら、その後はすべて自分の勝ち土俵に持ち込む。上司に提案して自分の土俵で勝負させてもらうように誘導する。結果が出る確率が高いなら、上司はそのアイデアに乗るはずだ。つまり、なんでも自分の土俵へ導いていくのだ。このことがわかってないから、高学歴者や高資格者でも会社の中で埋もれてる奴は多いのだ。
 アニキは何が言いたいかというと、戦いはすべて自分の勝ちパターンに持ち込め!ということだ。そう、これが自分の土俵で闘うということである。だからアニキは土俵という単語を使うのだ。


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