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夫婦の謎(5/12) ~大人の対処法~ [哲学]

 心の柔軟性を得ることがいかに大事かわかってくれたと思う。ただ、今の現実問題は、心が固くなってしまった大人達が、柔軟さを手に入れるにはどうしたらいいのかということだ。残念ながら、それは今更無理だと言うのが、アニキの結論だ。じゃあ、心が固いまま人生を送れというのか?と、反論が来そうだな。まあまあそう怒んなや。
 大人の場合、可動域を広げることを主眼に置くのではなく、心が伸びきっても切れないようにすることで対処する。ビンビンに張っても切れないような工夫をすることだ。何だって、いつも油を塗って手入れしておけば、切れないで長持ちするだろう。そうだ、油を塗って耐久性を上げる。つまり、「心に油を差す!」だ。そこに焦点を当てるのが大人の対処法だ。じゃあ、具体的にどうすればいいのか?それは、「考え方」という油を差す。アニキはいつも言うだろう、物事は考え方で決まるということを。100円が高いと思うか、安いと思うか、それは人の考え方が決める。心が決めるといってもいいだろう。だが、ただ心というだけじゃ物足りない。何でも行き当たりばったりではなく、「待つ」という姿勢を作る。では、「待つ」とは何か?すべてを想定内の考えにすることが、待つということだ。この想定内という意識は人生において非常に重要である。「想定内」については後日ブログで詳しく説明するが、ここで簡単に説明しておこう。ビックリするという意識は想定外の意識から起こる。動揺やあせりなどもそうだ。想定内意識とは驚かない動揺しない心の状態を作ることだ。すべてを想定内として、「心で用意周到に待て」ということだ。じゃあ、想定内の心とはどうすればいいのか?
 想定内をここで応用するなら、それは、要するに心構えである。その心構えとは、簡単だ。「俺は今、試されている」という観念を持てばいいということだ。先にも話したが、「人生は修行で、俺は今試されているのだ」と考えることで、かなり許容範囲が広がる。ダメおやじだって、オニババにいじめられることを、「これは俺の試練で、生まれる前に自分で決めてきたことだ」と考えて、「今、自分は試されているのだ」と思うことで、少しは楽になるだろう。まあ、ダメおやじの境遇ではかなりの根性者じゃないと無理だろうな。アニキのような未熟者じゃ無理だ、ダメおやじの境遇には耐えられん。それはまあいいとして、「自分は試されてる」と考えることで、ビンビンに伸ばされた心でも、切れなくなる。これは、考え方という油を心に差したためだ。この考え方の油はいろいろ応用が効く。例えば、「すべては修行だ、試練だ」との考え方もある。そして、「そうはさせないぞ」とつぶやくのだ。心が折れそうになるような時、こう考えることで伸びきって切れそうな心に、しっかりと油を差すことができ、心に力が入る。心が折れそうになった時の、これが大人の対処法だ。
 さて、かなり話題が逸れてしまったので、話を戻すぞ。なぜアニキは、くだらないことをぐだぐだ言ってきたのかというと、心が折れそうになる一番の原因は夫婦関係においてだ。一番親しい間柄なのに、一番気を遣わなくてはならない関係だから、心が折れそうになることが多い。心が折れる前に、別れてしまう夫婦が多すぎるから、アニキはまず、対象法からの話をしたのだ。今まで述べたことは、友人関係で使うこともよいのだが、実は夫婦間においてやってほしいことなのだ。

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