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夫婦の謎(1/12) ~夫婦という課題~ [哲学]

 結婚とは何だろうか。誰がはじめた習慣なのだろうか。形は違うが、世界中にある習慣だ。その反面、離婚も多い。2分に1組離婚しているという。離婚するくらいなら、結婚するなよと言いたくなるが、何事も経験しないとわからないのが人間なんだよな。それが世の中のしくみだと言ってしまえばそれまでだが。しかし、人類は700万年前のホモサピエンスの時代から現在に至るまで、その歴史は続いている。結婚の歴史も似たような歳月を経ているはずだ。それなのに、2分に1組の離婚とは、700万年もの間、人間は一体何を学習してきたんだ?人間って生き物は、万物の霊長とか言っていい気になっているが、本当はバカじゃないのか?飛行機を発明したり、コンピュータを発明したりなんてやってるけど、一番肝心な生き物としてのことができてないじゃないか。「人としてどうあるべきか」なんて言うセリフをよく聞くが、そんなことより、「生き物としてどうなんだ?」とアニキは言いたい。人間以外の生き物の方が、この点においてはよっぽどしっかりしてるんじゃないのか。学べよ、そういうところを小動物なんかに。人間より脳の小さい生き物の方がはるかに誠実な生き方をしているんじゃないのか?まあ、このくらい言えばスッキリしたな。
 さて、結婚とは夫婦になることだ。本質的なところはどうでもいい。結婚を分析したところで、眠くなるだけだ。人間はまず、家族という単位で生きる習性がある生き物であることはわかる。その家族の核となるのが夫婦だ。人間だけじゃない。大概の地球上の生き物は夫婦が核になって生きている。だから、結婚することは人間の原始機能ではなく、生き物の本能だ。アニキが気になるのは、他の生き物も離婚なんてしょっちゅう起こるのか?ということだ。人間だけじゃないのかね。ということで、今回は夫婦の謎について話したい。
 けっこう周りには離婚した人や夫婦別居状態の人がいる。アニキの友人にもけっこういたりする。昔は仲良かったくせに、なぜかギクシャクしてお互いが合わなくなる。それが段々と反りが合わなくなり、エスカレートして憎悪に近い状態まで膨れ上がる。お互いに言い分があるだろうから、どっちが悪いとも言えない。ましてや、専門家でもない第3者が入り込む余地はない。それはそれで「仕方ないな」と他人事で済ましてしまう。そう、他人事でいい。で、アニキはよく思うのだが、肝心なことは忘れてないか?と言いたい。
 結婚する時は、「幸せな家庭を作ろう」とお互いが思っていたはずで、その目的は同じはずだ。目指す頂上は同じなのに、そこへなかなかたどり着かない。最初のスタートは肩を並べて歩くのに、そのうちバラバラで歩いてゆく。ルートいくつもあるはずなのに、自分の信じたルートだけが正しいと、それぞれが考えている。相手が主張するルートに耳を傾けようとしなくなる。だから、余計に頂上が遠のいてしまうことになる。途中で目指す頂上が見えなくなり、どこへ向かっていけばいいのかわからなくなる。そして、目的を見失った夫婦はそれぞれ別の道へと進んでしまう。これが離婚だ。夫婦という修行は失敗に終わる。だが、べつに人生の失敗ではないから、あまり深刻に考えることはないかもしれない。人生という大修行の中に、いくつかの課題がある。そのひとつが夫婦という課題だ。まあ、単位とでも言っておこうか。夫婦という単位を取らなければならないのだが、別に落としたってかまわない。他の単位を取ればよいのだから。だが、夫婦という課題の単位はかなりの重要課題だ。これを落とすと、人生の卒業単位に大きく影響するといえる。実はここに、夫婦のまず第1の秘密がある。要するに、夫婦とは今世での修行であり、その課題内容は道に迷うという修行だ。こいつを落とさないように努めなければ、あとが苦しいのだ。この話は、後日ブログ「人生の単位」で詳しく話すが、夫婦は落としてはいけない単位のひとつなのだ。


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