SSブログ

人生テクニック「上位概念」(8/8) ~人生の覇者~ [哲学]

 アニキが言いたいことは、実はこの悪魔を吹っ切る決断こそが人生そのものだといいたい。だから、その究極の決断の時に助けになる概念が上位概念である。悪魔を追い払う十字架が上位概念である。決断しなければならない問題に対して、何が上位かを考え、その順位に純粋に従うことができるかということだ。例えば、自動車会社のトップは損を覚悟の上で、リコールをするかどうか悩む。食品会社のトップは市場品の全回収をするかどうか悩む。そのときには常に上位概念を使うことになるのだ。
 そして、上位概念に私情を挟んではいけない。淡々としてただ事務的に従わなければならない。私情を挟まない限り迷いはないのだから。この場合の私情とは雑念である。信念という上位概念があるにもかかわらず、私情を入れてしまっては、それは決断にはならない。私情により、軸がブレてしまうからだ。信念は信念としてそれに従わなければ、軸のぐらついた頼りない人間にしか映らず、人の上に立ったとしても、下から絶対に尊敬されない。そんな上司を常に見てきたはずだから、自分は絶対にそんな者にはなりたくないはずだ。
 結局、社長やマネージャーという職務の最大の職務は、大事な選択の時において、信念に基づく答えを出せるか否かにかかっている。役職者なんて者は、この時のために存在するといってもいいだろう。平時の時の選択には全く必要ない存在だ。部下がきちんと会社の利益を考えて、ルールに従って答えを出すからだ。しかし、非常時は違う。過去に例があればそれに従うが、なければ自分の考えで答えを出すしかない。前例のない裁判みたいなものだ。自分の決断が後世の判断規準となるからだ。利益を出すのが従業員の職務だが、会社にマイナスの利益をもたらす事件が起こった場合、従業員にその権限はない。損する権限など会社からは与えられてない。損する権限、それを持っているのは、トップだけなのだ。だから、会社の存亡をも左右する決定はトップしかできない。アニキ哲学における社長の定義とは、「損する権限を持つ者」である。
 話をまとめると、人生は損得ではなく、常に上位概念で問題を解決してゆかねばならないってことだ。ということで、上位概念というテクニックがいかに大事で、それを駆使した者が人生の覇者となりえる。大金持ちが覇者じゃない。有名人が覇者じゃない。覇者とは、信念に基づいて人生を生きた者、上位概念で人生を切り開いていった者だ。
 そいううことなのだ、上位概念、こいつは人生の友である。このテクを死ぬまで持って行け!必ず、人生の運が向く。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。