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人間の仕掛け各論「人間関係」(6/12) ~ペナルティ~ [哲学]

 それは、自分のカラダの内部で起こる。自分が決めてきた約束から逃げようとする行動を取ると、今世の乗り物である「カラダ」にペナルティを与えられる。カラダとは、魂の乗り物だ。自分とは魂で、カラダはただの乗り物だ。詳しいことは、過去ブログ「今世の乗り物を乗りこなせ」を読んでくれ。要するに、創造主は魂にペナルティを与えることはしない。その乗り物にペナルティを与えるのだ。正確には、創造主は直接的にはカラダにもペナルティを与えてはいないのだ。ペナルティを与えているのは自分自身なのだが、ややこしいので、とりあえずここでは、創造主はカラダにペナルティを与えるとしておこう。
 カラダとはとても不安定な乗り物だ。ちょっとした操作ミスにより故障する。メンテナンスを怠ると、長く乗ることができない。非常にナイーブな乗り物なのである。いくら鍛えても、その鍛える方向が間違っていると乗り物の使用期限は短くなってしまう。
 じゃあ、創造主はどのようにペナルティを与えるのかと言うと、操縦者の操作ミスを起こさせるのだ。操縦者の心を揺さぶるのだ。どんなに頑強なカラダでも、操縦しているのは人間である。その人間の心がカラダを操縦しているのである。カラダが頑丈だからといっても、心も頑丈だとは限らない。プロレスラーのような肉体でも、おどおどした態度の人もいる。一方、プロレスラーのようなカラダで、物怖じしない横暴な性格の人もいる。しかし、アニキの言う心が頑丈な人とは、そうじゃない。
 誤解があるといけないから、ここで頑丈な心の持ち主について説明しておこう。心が頑丈な人というと、何でも積極的で物怖じしないジャイアンみたいな性格の人を想像してしまうだろうが、魂の世界ではそうじゃない。人を人とも思わない横暴な心の持ち主は、魂の世界では最悪な奴だ。魂の世界では、人が嫌がることをするのは最もダメであり、威張ることも御法度だ。それは人を不幸にするからで、そのような行為言動は、何よりも悪であり、魂の世界ではそんなことをする奴には大きなペナルティが下る。
 人間にとって一番大きなペナルティとは、「戻ってこい!」だ。どういう意味かわかるな。今世の乗り物を無理矢理壊されて、魂の世界に呼び戻されるということだ。創造主にとってそんなことは朝飯前である。ちょいと事故や災害や病気を起こせばよいのだからな。
 話が逸れたので戻すと、心が頑丈だという人は、物怖じしないとか、気丈だとかそういう話ではない。人に優しく面倒見がよく、楽しいことが大好きで、その軸がぶれない。親分肌的な人が多いが、決して威張らない。義理人情を大事にする。弱者を放っておけないようなタイプだ。こんな人を心の気丈な人というのだが、病的な痩せ細ったカラダで、一見やさ男風の人でも、上記の心を持っている人がいる。こんな人も心が気丈だといえる。心が気丈だというのは、カラダの見た目の価値観ではない。
 乗り物の価値で人間の価値なんか決まらないだろう。ベンツに乗ってる奴が偉いのかといえば、そうじゃないのと同じだ。ベンツもカラダも、その価値は乗ってる人の人間性で決まるのだ。

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