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アニキの「創造主論」(4/5) ~原始機能というコマンド~ [哲学]

 人類を2種類地球に配置した。それもサルのような風貌で原野に放置した。体毛も少し有り、イケメンや美人じゃないから、裸で生活してても恥ずかしくない。毛深い方が男前だったかもしれない。そんなことはどうでもいいことだが、問題は配置された当時は地球で一番弱かったってことだ。何の特別な武器は与えられない。与えられたのは大きな脳と弱くて小さなカラダだけ。そのままの状態でそこで生き抜くこと難しい。周りは猛獣だらけで、しかも素手では人間よりも強い。それらの獲物を捕って食べなければならない。草ばかり食べていたのでは力が出ないし、心も萎える。だから、「大きな脳」で考えなければならないのだが、その為にはもう一つ足りないものがある。それは、脳に考えさせるための動機付けだ。脳はひとりでは考えない。脳に考えさせる何かが要る。それが「感情」や「意思」だ。「腹減ったな、あの動物食べたいな」とか、「あの女かわいいな、口説きたいな」とかという感情だ。これが大事だ。ただ単に大きな脳を持っていても、それに働きかけなければ意味がない。そこで与えられたもう一つの力が、アニキのいうところの「原始機能」である。
 風貌はサルに近い類人猿だが、今の我々と同じような原始機能をすでに備えているのだ。これがあるから人類は最強であるといえる。大きな脳だけでは、巨大コンピューターを目の前にして、コマンドを入力しないのと同じなのである。では、アニキブログ読者にはくどいかもしれないが、原始機能について知らない人に簡単に説明しておこう。
 「原始機能」とは、創造主が予め人間に備え付けた機能である。特に「感情」や「欲望」などだが、他の生き物にはなく、人間にのみ備わっている力だ。こいつを使うことで、脳が動き出す。脳は人間からの感情や欲望により考え始める。人間はこれで進化してきたのだが、いいことばかりではない。創造主は常に考えて機能を持たせる。実は、その機能にはよい面と悪い面とが必ずある。要するに表と裏だな。薬で言えば、作用と副作用だ。良く効く薬ほど副作用も大きいものだ。原始機能もそれと同じで、良い機能ほどその反対面である裏の作用も大きい。要するにその機能の使い方次第なのだが、人間にはかなりの原始機能が最初から備わっている。言わば人間の本能だ。その原始機能を「うまく使って」進化しろということだ。そうだ、「うまく」がキーワードだ。この原始機能だが、ほとんど原始機能は「過ぎると毒」になる機能がほとんどだ。例えば「欲」なんかはいい例だ。欲深いといいことないよな。舌切り雀の話や瘤取りじいさんの話なんかよく知ってる内容だな。これと同じように、原始機能は言わば両刃の剣で、それを何の説明もなしに持たされていることになる。これは、武器であり凶器でもある。「脳」ですら味方であり敵である。このことがわかってないと人生が辛いことになるが、創造主は、まずわからないままそこからやれということなのだ。創造主は酷なことをしてくれるが、まずはカラダで覚えろということだろう。
 当時、サルに近いホモサピエンスだが、原始機能においてサルとは大きな差があるのだ。その結果が700万年経った現在、サルと人間の差は大きく開いている。サルは、未だに温泉に浸かるか、芋を洗って食うぐらいにしか進化していないのだ。

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