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人生の流れを知れ!(下) [哲学]

 昨日は人生の2段階目まで話した。今日は学びの第2段階目の次だ。
 そして、いままで学んだことを伝える時期が第3段階だ。人生において何か極めた後には必ず弟子ができる、必ずだ。社会の中で生きていると、段段と仕事や課題が大きくなってゆき、個人一人の力では不可能という状況になる。どうしてもチームでやってゆかねばならなくなるのだ。すると、いつの間にか自分の下に弟子がいる状態となる。もう自分の年齢もそこそことなり、力のある弟子に抜かれるのだ。自分のノウハウすべてを後進に託す、これで第3段階だ。
 一方、師匠を抜いた弟子は、まだ第1段階の者もいれば、第2段階の者もいるだろう。第1段階の者は、師匠を飛び出して自分を磨きに出掛けるが、どこかで頭を叩かれる。第2段階の者は人生を悟り、次に教える者としての心の準備ができる。これが順々に繰り返されてゆく。
 そう、これが人生のおおきな仕組みである。皆よ、過去を思い起こしてほしい。スポーツでも勉強でも仕事でも、過去にやってきた経験の中に、それぞれに師匠がいたのではないか。鼻息も荒く、天狗になっていた時代があり、それをへし折られた経験があるのではないか、よく思い出してほしい。あと補足すると、第2段階には、その中には更に何段階も経た経験を持ってる人もいるはず。2人目の師匠では極められず、何人も師匠を変えてきた人もいるだろう。これは、師匠が何人変わってもその人にとっては第2段階なのである。極めるまで2段階から抜け出していないのだ。転職を繰り返す人などはまだ、第2段階途上にいると考えた方がいいだろう。
 そう、結論はとにかく人生は3段階で構成されているといこと。そして自分が今、何段階にいるのかとよく考えてほしい。各段階は人間の成長という言葉に置き換えることもできる。考え方の変化がキーワードである。悟りとは「物事のしくみの理解」だ。自分が極めなければならない道は、考え方を見つける道であるから。偉人伝なんか読めば、その共通項として納得するはず。
 そして最後に注意してほしいのは、3段階が終わった人はその人生での役割を終えたわけだから、いつでも今生での役割を終えたわけだから、いつ神様からの呼び戻しがあってもおかしくない。要注意である。

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