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脳の謎(1) ~脳とサーバー~ [哲学]

 世の科学者達は脳のしくみについて解明しようと、懸命に研究している。あれだけ真剣に研究しているのだから、いつかは解明されると思うが、それを待っていたら、我々の今世が終わってしまう。ならば、アニキの仮説に耳を傾けてもいいのではないだろうか。実は、アニキは脳の謎の一つを知っている。
 よく人間の脳は、その1,2割しか使っていないと言われてる。多くの科学者はそう言うのだが、それ以上のことはよくわかっていらない。では、残りの部分は何なの?あとはムダなの?いらない部分なの? 彼らは脳の8,9割を何かに使っているということを、証明したいのではないかと思う。しかし、それは現代では厳しい。
実は、科学者がその脳の謎を解明できないのは、非科学的な現象は考慮してはいけないからだ。科学で証明されてない基準は使ってはいけないからだ。じゃないと、論文に書けないし、学会でも発表できない。根拠を訊かれた時に説明不能だからだ。かわいそうだがしかたない。専門家とはそういう世界で生きているもの。だから、膨大な時間がかかり、他にも証明しなければならないことは無数にあるのだ。
 ならば、アニキは科学者じゃない、ただのサラリーマン。ただの外野だ。だから何でもアリなのだ。そう、非科学的、つまりはまだ科学で証明されてない多くの基準を取り入れることができる。今まで世に出ている不可思議。説明不可能だがありうるという多くの謎の数々。それらを考慮すれば、謎は比較的簡単に説明できるのだ。超常現象も科学的に説明しなければならないから行き詰まるのであって、非科学的な見解を織り交ぜて考えればよい。その結果、矛盾がなければとりあえず、それは正しいことになる。
 話を脳に戻そう。じゃ、脳の9割部分は何なのかといことだが、そこは人類が生まれてくる謎を含めて考えなければならない。「生まれ変わる」という概念を使う。人間は生まれ変わるという考えは、科学で証明できてないが、たぶんそうだ。その目的は現世での修行と言われてる。アニキもこの考えに同感だ。まず、この考えに同意できることが条件となる。(科学者なら、この時点で非科学的でアウトだ。) 
 そう、人は何十回何百回と生まれ変わる。なら、過去生での経験というデータは一体どこに行ってしまったのか。その場限りか。うそつけ、そんなはずはない。どこかに保存されていると考えるのが妥当であろう。この観点から考えると、答えはすぐだ。
 実は過去の経験データはすべて、宇宙かあの世かどこかのサーバーに保管されている。で、その一部のみ脳に保管されているのである。よく使う過去のデータや今世に必要なデータなどを生まれ変わる時に、人は自分で選んで脳に入れて持って生まれてくるのだ。特に直近の前世のデータが量としては多いはず。なぜなら、来世でそれらを生かしてスタートしたいからだ。昔、虫だった時の経験データなんかは、間違っても持って出てこないはず。
 ところがだ、その持ってきたはずのデータは顕在意識上では引き出すことはできない。つまり、自分の意思では閲覧することは不可能なのだ。そうだろう、現に今、前世を記憶している人ってほとんどいない。このデータだが、唯一、潜在意識下にて引き出すことは可能だが、人間は潜在意識を自由に操れない。悟りを開いた者のみ潜在意識にアプローチできる。そう、「悟りを開いた者とは、潜在意識を自由に操れる人のこと。」悟りを開くとはそういうことだ。一般人は、潜在意識にすり込むということすら難しいのが現状だろう。(悟り及び潜在意識の凄さの謎については、また後日説明しよう)
 難しい話だから、今日はここまでにしておこう。続きは明日だ。

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