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「オーナー社長」という生き物の生態(6/11) ~小心な王様~ [哲学]

 オーナー社長とは、相当厄介な生き物だということがわかっただろう。人間の姿をしているが、中身は人間ではない。というと語弊があるかもしれないから言い換えると、サラリーマンを普通の人とするならば、オーナーは相当変人であるということだ。
 だから、オーナー企業での正しい対応は、従業員は給料をいただいて感謝しているという素振りを見せなければならない。会社の備品についても同じだ。使わせていただいているというぐらいの気持ちを見せないと、オーナーは納得しない。悔しいかもしれないが、オーナー企業に勤めてしまったものの定めである。そして、給料の話題は一切御法度である。じゃないと、オーナーに嫌われて終わりだ。
 オーナー企業では、オーナーに嫌われたら未来はない。給料の話なんか出したら、オーナー社長はそれをずっと根に持つっている。だから、将来減らされたりして、大変な思いをする。では、給料の話をして嫌われてしまったらどうするか?冷たいことを言うようだが、そうなったら、会社を辞めるというのが、賢い対処方法だ。オーナーに嫌われたら辞めるというのが、オーナー企業での鉄則である。一旦嫌われたなら、それを挽回するのは並大抵の努力じゃ足りない。アニキはそんな人を何人も見てきたが、ほとんどが挽回できずに会社を去っていった。その時間が無駄である。ただのくたびれ損なのだ。挽回しようとうエネルギーがあるなら、新天地でがんばれと言いたい。
 じゃあ、どうすればいいのか?簡単だ、オーナーを国王だと思って接すればいい。そう、オーナーとは王様だ。リスペクトしなければならない。尊敬できないオーナーも数多く存在するが、嫌われたら終わりだ。尊敬の念を抱いてオーナーに接するのだ。過去ブログ「サラリーマンの謎『評価』」のところでも話したが、評価は好き嫌いだ。で、オーナー企業での評価は、オーナーが決めるから、嫌われたらいいことなしだ。気をつけなければならないのは、表面的には決して出さないが、本心はオーナーが嫌いだという人だ。自分が嫌っていれば、それは必ず見透かされてると言っておこう。オーナーは自分のことがどう思われているのか、ものすごく気になる小心な生き物だ。普通の人よりも、行動や言葉尻などから敏感に反応する。オーナーは自分が周りからどう思われているか、とても気になる。だから、オーナーが嫌いであるなら、それを隠すのではなく、好きになる努力をしなければならない。それができないなら、評価は下がるし、給料は永遠に上げてくれないから、つまらない人生となってしまうぞ。
 大企業と大きく違うのがこの部分だ。大企業では、3年ぐらい我慢すれば、合わない上司はいなくなるが、オーナー企業ではそうはいかない。自分がいなくなるしかないということだ。

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