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人間の原始機能「好み」(4/6) ~ワールドテクニシャン~ [哲学]

 ここまで話せばもうわかるだろう。つまりは、外見とは餌だ。花で言うところの蜜であり、アンコウの提灯だ。フェロモンでもいい。それはただのまやかしかもしれない。だからまず、餌に惑わされないようにしろということだ。惑わされないようにするために、自分のワールドを作り防御する。
 身持ちの堅い隙のない女性は、防御ワールド、つまり防御シールドを張っている。この防御シールドは、自分の捕らわれやすい心をガードするためのワールドだ。自分の目の前に霧が立ちこめたら、すかさず巨大な扇風機で吹き飛ばす。そんな感じだ。シールドを張る女性は、自分の心が惑わされやすいのを知っており、相手のワールドにはまりやすいのもわかっている。さらに彼女には、ストライクゾーンのど真ん中のみを確実に狙いたいという願いがある。だから、男のワールドの霧が立ちこめたことをすばやく察知する必要があるわけだ。過去に悪い男にだまされた苦い経験を持つ女性や流されやすい性格の女性の防御策だ。しかも、1度じゃなく何度も過去同じような苦い目に遭った経験の持ち主に多い。これをアニキは「シールド女」と呼ぶ。そしてその対処法は、「シールド女にはワールドを張るな!」が、アニキ哲学の鉄則である。シールド女は世の中に非常に多い。要は、隙のない女という印象を持たせる女性だ。そういう女はワールドを見抜くからワールドを張らずに正攻法でいく。アニキ哲学「背中で語る!」だ。男は元来背中で語るものだ。
 話を戻そう。アニキは何が言いたいのかというと、「ワールドは『好み』を守るためにも必要だ」ということだ。逆に、自分が相手から見て、ど真ん中からほど遠いとか、外見がままならないというなら、ワールドでごまかせ!と言うことだ。ワールドはストライクゾーンに霧をはり、相手には自分がど真ん中であるように見せる技だ。昨日も話したが、蜘蛛の巣のごとく、相手の心を捕まえる攻める罠である。
 どちらにしろ、攻めでも守りでも人はだれでも自分のワールドを持たねばならない。スポーツ選手や芸術家がなぜもてるのかという答えがここにある。彼らには目に見えるワールドがあるからだ。人間は目に見えないワールドを作ることに苦心するものだが、目に見えるワールドを持つ者が、スポーツ選手や芸術家などの特殊技能者である。それに引き替え、サラリーマンにはワールドはない。目に見えない技能はあるかもしれないが、それでは第一印象にインパクトを与えることはできない。第一印象におけるインパクトとは、外見とワールドを一気にたたきつける力だ。いきなり「ど真ん中だ」と、相手に思わせる能力だ。悲しいかな、サラリーマンにはそれがない。営業力や素直さなど、サラリーマンにおける武器がいくら強力でも、ワールドにはなりえない。好きな女性の心にガツンとクサビを打つ力は皆無だ。女性はそんなものより、男のワールドに陶酔したいのだ。ここに乖離があるから、サラリーマンは営業力を磨くより、ホストのワールド力や仕事以外でワールド力を磨きたくなるのだ。
 仕事以外でのワールド力とは、サラリーマンをやってないオフのときに、自分のかっこよさを見せようとすることだ。つまり、趣味や特技の技能のことで、日常の現実とのギャップを見せることにより、女性を陶酔させるというワールドテクニックである。ここでは深く話さないが、確かにワールドテクニシャンは女性にもてる。合コンでも人気独り占めだろう。それが実現していたら、さぞ楽しい日々だろう。しかし、人生においてはサラリーマンの技能を磨いた方がいい。
 また、話が逸れすぎてしまった。ワールドの話はここまでにしておこう。

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