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人間の原始機能「欲望」(2/6) ~問題と答え~ [哲学]

 なぜなら、せっかく創造主が必要だと思って与えてくれた機能を、みすみす捨てていいのだろうかということだ。欲というじゃじゃ馬をうまく使うことの方が、どう見たって重要だろう。欲があるから、それを達成しようと人は頑張る。それで人間は進化してきたんじゃないのか!欲があったから、人間の脳から創造性を働かせ工夫した。欲があるから、脳を使って脳を発達させてきたはずだ。これが、欲の本来の目的だ。
 だってよく考えてくれ、商売人は売り物を買ってほしいがために、欲しくなるような工夫を一生懸命にする。一生懸命に知恵を絞り頭を使うのだ。また、不便が嫌で便利な社会にしたいから、科学が発達して便利な物がいっぱい生まれた。そのおかげで、今の人間の生活は原始時代よりよくなってきてるじゃないか。どう考えたって原始時代より今の方が、快適で幸せだと思うだろ。昔の皇帝よりいい暮らしをしてるんじゃないのか、俺たちは。それを、無欲こそが人の道みたいなこと言っても、それは趣味の世界だ。勝手にやってもらったらいい。いい汗かいてもらえばいいのだ。キリストだって「全人類を幸せにしたい」という欲があり、お釈迦様だって、「極楽浄土を目指せ」みたいな壮大な欲があったよね。教祖だって欲だらけだ。だから、欲を否定するんじゃなくて、「欲を持て」というのが正しい形じゃないの、ということだ。ただ、欲の使い道は気にする必要はある。
 そこから導き出されるアニキの哲学はこうだ。創造主は人間に「欲」を与えたが、「実現する方法は自分で考えな」という形にした。だから、「欲」に対する答えである「実現方法」も、同時に与えられていると考える。ただ、その答えを見つけるのは簡単ではないように仕組まれている。さらにその答えが見つかった時、誰もが平等に行動に移すことができることも重要なヒントだ。特殊な行者だけが答えを実現できるとか、一部の高尚な人間にしか手に入らない方法では決してない。ならば答えは日常にあるべきと考えるのが筋だ。人生はクイズ番組のようなものなのだ。答えはわかった人にしか手に入らない。だから願望や欲望が存在するのであれば、それが実現するのは当たり前で、「その実現方法は必ず存在する」だ。
 そうだ、原始機能には必ず答えがセットで存在する。この話は、後日ブログ「原始機能の問題と答え」で詳しく話そう。

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