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サラリーマンの武器「スピード」(3/4) ~人生のスピードを上げろ~ [哲学]

 しかしながら、「遅いことでいいこともある」という場合があるかもしれないが、それはない!とアニキは言う。「遅くていいこと」というのは、自然体ではなく、「わざとそうしてる」ということだ。意図的に時間を操作して「遅くしてる」だけだ。遅いことで心理的な効果を狙うという目的のみだ。これは作戦であり、遅いことでその価値を上げることを目的としている。
 世の中はすべて競争である。いやだといってもこの流れは変わらない。社会という大海に出たなら、常につきまとう宿命だ。そして競争のほとんどはスピードが重要になる。速い者が勝ちとなる。こんなことはだれでも知っていることだが、ここを磨かない人は多い。人生におけるすべての行動の時間をいかに速くしてゆくかを突き詰めることを、皆しない。生活の中のそれぞれの行動の時間だ。着替える時間、歯を磨く時間、食事の時間などだ。これらを1秒でも短くして、自分の時間を作る。これが大事なのだ。余暇を有意義に過ごすというのは、そういうことだ。この余暇の時間を作り出す力こそが、サラリーマンにおいて重要なファクターとなる。すべての人に平等に与えられた24時間だが、人によって使い方はさまざまだ。この時間の使い方こそが人生を決める。無駄な時間の行動は短くし、自分の好きなことをする時間は多く確保する。決して睡眠を削ってはいけない。充分な睡眠の確保は、脳の活動や老化や病気などに影響することはすでに発表されている。ならば、毎日のルーティーン作業の時間を短くする工夫をする。例えば、何かを探す時間をなくすとかでもいい。人間は必ず、1日に何度か「物を探す」という習性がある。ここに置いたはずのもがないとか、どこに置いたっけ?とかで、探す時間だ。これは物の「定位置化」を行い、置き場を決め表示する。「見える化」も大事だ。会社や工場では、当たり前の基準なのだが、自分の家ではやらない。仕事ならやるのだが、個人のことではやらない。これは間違ってる。会社は利益を追求するために、ムダやミスを減らす努力をする。ならば、個人も同じではないか。自分の利益の追求だ。人生においては、こっちの方がはるかに重要ではないか。これを追求しないから、「時間がない」ということになり、結果として、いつまで経っても自分がやりたいことができないのだ。そしてジジイになってこの世からさよならだ。これはすべて「スピード」の重要性が理解できてないからだ。
 アニキは言う、相手との競争におけるスピードなんかはそんなに重要ではない。重要なのは、自分の人生にけるスピードを上げることだ。人生のすべてのスピードを上げるためには、まず日常の細かい行動の時間を短縮することからはじめる。そこで作られた時間を自分のやりたいことに使う。この繰り返しにより、スピード感覚が身につく。スピードが上がると、さらに加速する。重い荷物を積んだ台車なんかを動かす時に、最初は力が要るが動き出せば小さな力で済む。そしてそこに少し力を加えると加速してゆく。これと同じだ。で、加速した物体にブレーキをかけるのは難しい。今度はなかなか減速しないのだ。だから、一旦身につけたスピードは一生物だ。成功者と一般人の違いは、スピードの重要性の認識の違いだけである。最初は大した差はない。

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