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サラリーマンの武器「スピード」(1/4) ~速さの価値~ [哲学]

 今日は陳腐な武器の話で恐縮だが、少しつきあってくれ。重要な概念だから説明しておきたい。「スピード」の重要性についてだ。
 「スピード」が重要であることは、サラリーマン諸君ならもう説明する必要はないな。入社した時から、時間に関する概念は徹底的に教育されるからだ。時間厳守はあたりまえのこと、もう少しレベルが上がると時間の間の取り方も学ぶ。そして、タイミングなども経験から学んでいく。そう、サラリーマンにとって時間の概念はすごく重要だ。時間をおろそかにする奴は、サラリーマン失格だ。
 しかし、海外などへ行くと、時間の概念も違う。中国なんかでは、アポイント時間に遅れてもおおらかだ。道が渋滞してたとか、昼飯を食べてたなんて言い訳も、普通に許容される。日本では、「時間に遅れる奴は人間じゃない」ような感覚だよな。日本が一番時間にシビアだなと、アニキは感じる。これはいいことで、欧米のビジネスマンも実はそんなにシビアじゃない。アポイント時間があっても、急なキャンセルも連絡さえ入れておけば平気だみたいなところがある。本来、時間の概念は欧米から入ってきたものだが、これを日本人は、日本人独特の哲学である「道(どう)の精神」、つまりは「時間道(どう)」まで高めてしまった結果なのだ。道の精神については、以前のアニキブログ「日本人の偉大さ」を読んでくれ。
 この「時間道」だが、ここでは詳しく話さないが、時間厳守なんてのは当然で、「5分前精神」だとか、「相手の時間を読む」なんてのもある。返事する時間のタイミングについてもプロはうるさい。プロは時間の効果がわかっていて、それを自由に操るのだ。そんな時間という観念だが、その時間において一番重要な概念は「スピード」だ。
 このスピードだが、冒頭でも話したが、「速いことがいいこと」だと言うだけではない。これは当然で、何でも速いがいいに決まってる。新幹線でも飛行機でも、世の中は速いものに需要があり、付加価値があるということになってる。吉野家の牛丼だって、昔は速さを売りにしていたし、ファーストフードは読んで字のごとしだ。実は「速さ」はビジネスチャンスのひとつと言われている。速さはお金になるのだ。遅くて価値があるものは、趣味の世界だけだ。現代の世の流れの中では遅さに価値はない。
 そうだ、だからこれをサラリーマンに置き換えると武器になる。返事が速い!見積もりが速い!回答が速い!だ。そして、速さは近さだ。相手との距離が近いという印象を与える。隣の奴より、地球の裏側の奴の方が返事が速ければ、地球の裏側の方が近いのだ。これがプロの世界だ。歩くのも速い方がよい。動きも機敏な方がよい。だから、自分の仕事や身のこなしにおいて、「速さ」を追求してゆくことで、サラリーマンの武器となる。
 付け加えると、「どれだけ速く結果を出せるか」が頭の良さの基準でもある。

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