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サラリーマンの謎「無礼講」(2/2) ~罠を見抜く~ [哲学]

 だから、上司が「今日は無礼講だ。」と宣言したときこそ、「ごまをすれ」が正しい対応だ。なぜなら、それを本音と受け取ってくれるからだ。ごますりという言葉に抵抗があるなら、部長のいいところを褒めればよいと理解してくれ。いいところは絶対あるはず。どうしょうもない人間なら、部長になってないのだから。ここでは褒め称えてあげるのが正解だ。そして、多少の演出も必要だ。
 例えば部の宴会の話だ。部長が「今日は無礼講」と宣言をするとしよう。キレモノ課長なら、「じゃ遠慮なく厳しいこと言わせてもらいますよ。」と釘を刺し、自分の部下達に向かって、「部長が無礼講と言ってるから、今日は日頃から思ってる好きなことを言え。」とはっぱ掛けるのだ。これで場の準備は整うのだ。何を言われるかと待ち構えていた部長に対し、「部長は俺たちに優しすぎる!もっと厳しくしてください!」とか、「部長は人が良すぎる!」とか言っていればいいのだ。
 そうすると、部長は家に帰り、先ほどの宴会を思い出してニンマリだ。「俺の船は安泰だ」「よい部下を持って幸せだ」となると、明日からもっと機嫌良くなるぞ。そっちの方が部下としてはメリットあるんじゃないか。無礼講は逆に利用してやれ!
 アニキは何が言いたいかというと、サラリーマン社会にはいろんな地雷が埋まっている。そう、この無礼講も地雷のひとつだ。上司が埋めた地雷だ。そういう地雷に気づくかどうかで、サラリーマン人生を謳歌できるかどうか決まってくる。地雷に気づかない未熟者は、気づくようにアンテナを張り巡らせといいたい。これが、アニキの言う「言葉は耳で聞くな、物事は目で見るな」だ。要するに裏読みだな。裏読みというときな臭い響きがあるが、それはしょうがない。なぜか!それは、相手は罠を仕掛けてるって事実がそこにあるからだ。わなを仕掛けられているのに、素直にそれに引っかかる馬鹿者はいないだろう。じゃあ、わなを見抜いて避けるのか?違う!正解は、罠を見抜き、わざと引っかかった振りをして、逆に利用してやるのだ。これが、サラリーマンのおもしろさだ。上司を下から手のひらでコロコロと転がすのだ。
 サラリーマンの醍醐味とは、「上司転がし」だと言い切る。諸君、この能力を自分のものにしてくれ。そのためにアニキはこのブログの中で、「サラリーマンの武器」を徐々に与えてゆく。

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