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「めぞん一刻」が心を温めるぞ! [マンガ]

 突然だが、めぞん一刻が懐かしくなったので、一言書きたい。
 高橋留美子作の漫画はうる星やつら→めぞん一刻→犬夜叉と読んできたが、めぞんが最高傑作だと思う。アニキはちょうど浪人当時、スピリッツに連載されたのを読んで想いを熱くしたものだ。高橋留美子作ということもあり、うる星やつらのようなギャグ展開部分も多かったが、ヒロインの音無響子がすごい美人であるため、当時の読者は全員例外なく彼女のファンとして読んでいた。そして彼女がスーパーな男ではなく平凡な男を選んだその事実こそが、このマンガが恋愛バイブルとして君臨していた理由である。なぜなら、アニキを含む同世代読者は、間違いなくうだつの上がらない男達であり、これと言って人に自慢できるスペシャルな取り柄もない。そう、だから主人公が自分とラップすることに光を感じていたのだ。美人は平凡な男が好きなのだと。しかし、人生を歩むうちにその考えは違うことに気づくのだが…。
 全体のストーリーはテンポのいいところと悪いところがあり、決してスムースな流れではなく、テンポの悪いところの出口付近で、ストーリーが気持ちよく進んでいったなぁという記憶がある。何年かおきにまた読みたくなるようなほのぼの感がある。
 アニキも社会人となり、仕事も忙しくなり、昔を振り返る機会なんかほとんどなくなってきた頃、新装版が発売された。当時スピリッツ単行本は1冊の値段が高く、学生の身分では全巻を揃える財力がなかった。しかしここに、社会人となり財力がついたために、新たに新装版全巻揃える機会を得た。なぜ、突然新装版が?やはり、時代を超えても受け継がれる何かがあるのだなと、この本の偉大さを感じた。このマンガが当時の主人公と同年代であった我々だけではなく、その他の年代にも受け継がれていたということだろう。でも、新装版は間違いなく財力を得た当時の読者層が買い求めたに違いない。
 なぜここまでして「めぞん一刻」がいいのか!アニキは言う、ラストだと。紆余曲折してきた恋愛がここで完結を迎える。ハッピーエンドは予想できたが、それをも上回る展開にアニキは感動に震えた。ラスト、お墓参りのシーンがこの物語の最大場面であろう。お墓の前での会話、これに思わず熱いモノがこみ上げてくる。
 若い人たちよ!これを読んで熱い恋愛をしようじゃないか。新装版を読んでアニキも恋愛したいのだが、家族がいるので自粛だ。

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